料理はいつもファンタジア!!野菜と肉の素材を活かした農園レストラン【留学生あきこ トスカーナ ワクワク通信】

イタリア・トスカーナ州の農園レストラン
イタリア・トスカーナ州の農園レストラン

 2017年の夏、イタリアは猛暑に見舞われた。トスカーナ州のテラノーバでは8月の最高気温が46度を記録。アスファルトの上を歩いているとゴム底のサンダルが溶けてしまい、切った野菜を室外に置いておくと低温調理ができるほどの暑さだ。
 当時、私が料理の研修に訪れたトスカーナ州の農園レストランはオーナーがサービスを取り仕切り、旦那さんがシェフ、息子さんがウェイターの家族経営。小さなレストランは25周年の節目を迎えプールサイドでの夕食提供を始めた。

イタリア・トスカーナ州の農園レストラン

 レストランには毎晩20時半を過ぎた頃からお客さんが集まり始める。夕食は「チーズやサラミ」「所有している畑で採れた新鮮な野菜のサラダ」などの前菜からゆったりとした雰囲気で始まり、トスカーナのワインと共に進んでいく。20時半過ぎから来店し21時過ぎから食べ始めるため、店が終わるのはいつも24時を過ぎる。そんな環境の中、同僚のセレーネが「はやくはやくいえにかえる」「さっさとかえれ」と覚えたばかりの日本語を使って私にささやいたのには、さすがに笑いました。

 シェフが作る料理の多くは「夏野菜・肉」をグリルや釜で焼き、オリーブオイルと塩・胡椒で味付けて、バッと出す豪快なもの。シンプルな料理方法に加え、野菜や肉自体の味の強さとオリーブオイルのコクとの組み合わせによって、すべての料理がとても美味しく仕上がることに驚かされた。特にイタリアの痛いほど強い日差しを浴びて日々強くなっていくトマトは、野菜の概念を変えるほどの味の濃さだ。

 レストランでは「ビッフェ形式の日」と「テーブルに運ぶ形式の日」と料理の提供の方法が変わることがよくあった。研修が始まって1か月が過ぎた6月のある日、シェフにその理由を聞いてみたところ「フィーリングだよ、ファンタジアだよ、日本人にはないだろうけどな! 」と。材料や人数、料理の種類によって変えているんだといった答えを期待していた私は正直気が抜けた。そんなものですか。。。

 今年の3月ごろに日本に戻ります。次はポルティコでの暮らしについてお届けします。

<筆者>
国際基督教大学 新澤暁子(しんざわあきこ)
日本の大学を休学して、イタリア北部エミリアロマーニャ州のポルティコという村のレストランで料理を勉強中。ポルティコは州都であるボローニャから南に約60km離れたところにあり、人口300人ほどの小さな街。


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