地方活性化につながる「着地型観光」

10275000893注目される「着地型観光」とは

 近年、訪日外国人観光客は増加の一途をたどっており、2016年には2400万人を突破しました。また、国は、「2020年には4000万人、2030年には6000万人」との目標を掲げ、訪日外国人観光客の更なる増加を目指しています。こうした中、注目を集めているのが「着地型観光」です。

 一般的な観光旅行などの商品は、「発地型観光」といい、旅行者などの需要者が多くいる大都市圏にある「発地」側の旅行業者などが商品を企画し、販売しています。一方、着地型観光とは、需要者が訪れる地域である「着地」側の旅行業者などが主体となって商品を企画し、販売する形態をいいます。

 発地型観光はその地域(着地)の知識に乏しい発地側の旅行業者が企画するため、商品の内容は「有名観光地を中心に周遊するもの」など、画一的なものになりがちです。一方、着地型観光はその地域のことをよく知っている地元の旅行業者などが商品を企画するため、その地域の自然、文化などに触れたり、地域の人との交流を図ることができたりするような、その地域ならではの魅力ある多様な観光プログラムが可能になります。

 今後、国が掲げる訪日外国人観光客数を達成するためには、リピーターの存在が欠かせません。こうしたリピーターの獲得のためにも、それぞれの地域色を生かした着地型観光が大切になってきます。また、着地型観光は、これまでとは違う魅力により、訪日外国人観光客だけでなく、日本人旅行者からも人気を集めるようになっており、地域経済への効果も期待されています。

着地型観光に関する取り組み事例

 中小企業基盤整備機構「着地型観光商品 開発・販路開拓 事例ガイドブック」では、地域の企業などが地元の観光資源や自社製品などを活かした着地型観光プログラムを紹介しています。例えば、次のような事例が掲載されています。

1)ツーリズムてしかが(北海道川上郡弟子屈町)

 地元に暮らす人にとっては日常的な光景である、人工の灯りがない展望台からの満天の星空を鑑賞するガイドツアーを提供しています。

2)カッパクラブ(群馬県利根郡みなかみ町)

 みなかみ町を流れる利根川などの自然を生かした、ラフティング、ハイドロスピード、スノーモービルなどアクティビティーを提供しています。

3)ベティスミス(岡山県倉敷市児島)

 国産ジーンズ発祥の地として知られ、世界的ブランドにまで成長したKOJIMA。ジーニスト憧れの地でオリジナルジーンズ作りの体験を提供しています。

■中小企業基盤整備機構「着地型観光商品 開発ガイドブック」■

http://www.smrj.go.jp/keiei2/chakuchi/

着地型観光に関するポータルサイト

 着地型観光では、地域内外での告知・PRが重要な課題となりますが、最近は着地型観光プログラムの情報を提供するポータルサイトがあります。

 例えば、ガイアックスでは、地域ならではの観光体験(アクティビティーやオプショナルツアー)の閲覧・予約ができるマーケットプレイス「TABICA」を運営しています。ガイアックスでは「TABICA」の運営の他にも、行政・自治体向けに観光人材育成や体験コンテンツ開発など、着地型観光への取り組みを支援する事業なども行っています。

 また、ぐるなびが運営する「ぐるたび」では、「フルーツ狩り」「収穫体験」「漁業体験」などのジャンル別に全国各地のおすすめの観光、グルメ、体験アクティビティーの閲覧・予約ができます。また、アウトドア、アクティビティーといった関連テーマに関するコンテンツも豊富に掲載しています。

 

 

筆者:日本情報マート

経営者の意思決定に役立つ情報を発信。金融機関にも提供。
また年間200件を超える調査も実施。
http://www.jim.jp/

 


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