【パリ発列車の旅】7 幸せのフクロウがいる町へ

フクロウの数字をたどると観光ポイントを回れる。
フクロウの数字をたどると観光ポイントを回れる。

 ブルゴーニュ公国の首都として中世から栄えてきた町、ディジョン。日本では、マスタードが有名だろうか。この町を基点に、ブルゴーニュワインのシャトーを訪ねるワイン好きも多いが、今回はディジョンの町だけに焦点を絞って回ってみた。

 パリから高速鉄道(TGV)で約1時間半。駅から旧市街に向かって歩くと、まずディジョンの“凱旋門”、ギヨーム門をくぐる。ここから、町の中心まで、両側にたくさんの店が並ぶリベルテ通りがまっすぐ伸びている。一気に視界が開け、巨大な半円形の広場に出たら、それがフランスで最も美しいといわれるリベラシオン広場だ。左手に見えるのが15世紀に築かれたフィリップ・ル・ボン(善良公)の塔。ブルゴーニュ大公宮殿の中心にあり、塔に上れば町全体を見渡すことができる。

町の入り口、ギヨーム門。
町の入り口、ギヨーム門。
リベラシオン広場。
リベラシオン広場。
フィリップ善良公の塔。
フィリップ善良公の塔。

 この宮殿の裏手にあるのが、ディジョンのノートルダム教会。フランスの教会は、どの地域でも一見の価値あるものが多いが、ここは正面ファサードのガーゴイルが他にはない独特のもの。本来は「雨どい」代わりのガーゴイルだが、これには雨どいの機能はなく、純粋な装飾。3列にびっしりならんだ怪物の顔を下から見上げると圧巻だ。教会の上には、フィリップ豪胆公が戦利品で持ち帰ったといわれる、ジャックマールの仕掛け時計が。教会の中に入ると、フランスで最も古く、数々の奇跡を起こしたといわれる木彫りのマリア像がある。そしてこの教会の側面に回りこむと、外壁にフクロウの像が彫ってあり、これを左手で触ると幸せが訪れる、という言い伝えがある。通り過ぎる人がみなこのフクロウをなでていくため、石壁に彫られたフクロウ像はすでにフクロウの姿ではなく、丸みを帯びたフクロウの“面影”を持つ彫刻になっている。

仕掛け時計。
仕掛け時計。
 ノートルダムのファサード。
ノートルダムのファサード。
下から見上げたガーゴイル。
下から見上げたガーゴイル。
 奇跡を起こしたマリア像。
奇跡を起こしたマリア像。
幸福のフクロウ。
幸福のフクロウ。

 ディジョンの町のシンボルは、このフクロウ。旧市街はさほど広くなく、地図を見ながら歩くのも簡単だが、地面にはフクロウと数字が書かれた金属板がはめ込まれていて、これを数字の順に追って歩くと、主要な観光ポイントを回れるようになっている。

ブルゴーニュ独特の屋根。
ブルゴーニュ独特の屋根。
館の屋根も。さまざまな文様。
館の屋根も。さまざまな文様。
教会の屋根も鮮やか。
教会の屋根も鮮やか。

 歴史的な建造物は無数にあるが、ブルゴーニュらしさといえば、釉薬をかけたモザイク模様の色鮮やかな屋根。町並みを堪能しつつ、腹ごしらえにレ・アール(中央市場)周辺は便利だ。市場を囲むように賑やかなビストロが並んでいるし、市場の中にあるスタンドで軽食も可能だ。お土産はやはりマスタード、そしてディジョン名物、アニスや蜂蜜を入れて焼いたパンデピスが人気だ。

 市場の中のスタンド。
市場の中のスタンド。
シンボルのフクロウに包まれたお菓子はお土産にぴったり。
シンボルのフクロウに包まれたお菓子はお土産にぴったり。
様々な種類のマスタード。
様々な種類のマスタード。
パンデピス。
パンデピス。


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