国際
政治・経済・国際の解説&分析記事

花大国ロシア

国際協力銀行の事務所が入居するオフィスビル内の花屋

 

コンビニより花屋

 

日本で24時間、随所にあるお店といえばコンビニエンスストアであるが、ロシアで24時間、随所にあるお店といえば「薬局」と「花屋」だ。

薬局については、日本人から見ても違和感がないが、赴任した当初は花屋の多さに驚いたものである。実際、モスクワ市内を歩いていると、至る所で「Цветы(ロシア語で花という意味)」の看板を見つけることができるし、私が勤務する事務所が入居しているオフィスビル内にも花屋が3店舗も入っている。

 

残業のときにも

 

 なぜ花屋が多いかというと、ロシアで花を贈る習慣が浸透しているからであり、実際に花を贈るイベントも多い。最も代表的なものが3月8日の「国際婦人デー」である。国際婦人デーは、もともとアメリカで女性労働者が婦人参政権を求めてデモをした日であるが、現在ロシアでは、この日は男性が女性に花やプレゼントを贈り、感謝と愛情を示す日となっている。

 3月7日や8日は多くの男性が花束を購入するため、この日が近づくと即席花屋が多数でき、花の価格が通常の2倍以上に高騰するのがロシアらしいところだ。

 その時期以外にも、誕生日、結婚式、入学式や卒業式でも花を贈る他、サプライズや女性のご機嫌を取る際にも花が贈られることが多い。残業などで帰宅が遅くなった際に花を購入して帰る人もいるため、花屋が24時間営業しているのは、重宝されている上に花の需要は尽きないようである。

 

偶数より奇数

 

 花を贈る際に留意しなければならないことは本数と鮮度だ。ロシアでは慶事で花を贈る場合奇数本で用意しなければならない。葬式の際に贈る花が偶数とされており、偶数は縁起が悪いと思われているためだ。

 また、鮮度については新鮮な花の方が長持ちするため、もちろん重要なのだが、花屋は古い花から販売しようとしており、古い花ほど花束など贈りものに適した形態で売られている。安易に出来合いの花束を買うという誘惑に負けず、自身で鮮度のいい花を見極めることが、ロシアにいる男性に求められる。

 仮にロシアで働く機会があれば、3月8日(当日は祝日であるため、3月7日が多いが)やサプライズで職場の女性に花を贈ることをお勧めしたい。実際に、筆者も他の男性従業員と共同で、毎年3月8日に職場の女性従業員全員に花を贈っている。喜ばれるだけでなく、コミュニケーションの円滑化、活発化にもつながるため、良好な職場環境の形成にも資すると思われる。

(国際協力銀行 モスクワ事務所 

上席駐在員 今井 憲)

 

(KyodoWeekly10月22日号より転載)


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