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山下智久『SEE HEAR LOVE』で視覚障害者役に挑戦 役作りのため「自宅で数時間目隠しをして過ごしました」

 映画『SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる』配信直前イベントが5日、東京都内で行われ、出演者の山下智久、新木優子、山本舞香、山口紗弥加とイ・ジェハン監督が登壇した。

 本作は、次第に目が見えなくなる病を患った漫画家の真治(山下)と、彼を支える、生まれつき聴覚障害のある響(新木)の切なくも温かい愛にあふれた物語。

 演じる上で意識したことを聞かれた山下は「目が見えるところから見えなくなってしまう役。その絶望を表現することがまず大事だったし、技術的にどうすれば目が見えない説得力が生まれるのか、そこを考えながら演じました」と答えた。

 具体的には、「監督からご指示を頂いたり、実際に視覚に障害がある方にインタビューをさせてもらったり。あとは自分の家で目隠しをして数時間過ごしてみるとか、物理的なことも役作りとしてやらせてもらいました」と明かした。

 一方、新木は「響は手話を自分の言葉として使っている。実際のろう者の方が見たときに、あまり違和感を抱かないように、とにかく細かいニュアンスまで手話の先生と話し合いながら研究して撮影に臨みました」と語った。

 劇中で、ピアノの演奏も披露する新木は「小学生の頃に、少し弾いた経験があるだけなので…」と苦笑しながらも、「毎日2時間以上欠かさず練習して、何とか作品の中で披露できるぐらいになっているので、ぜひそこにも注目してほしいです」とアピールした。

 新木とは『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』以来、5年ぶりの共演となった山下。

 新木の印象を問われると、「今回はより近くでの共演でした。手話やピアノなど、役柄に時間をかけて取り組む努力家な一面がより強く見えて、リスペクトの思いを抱いたし、大変な現場でピリッとする瞬間もあったけど、そこに新木さんが来ると、場が和んで華やかになる。とても助けてもらいました」と語った。

 それを聞いた新木は「山下さんが変わらずそこにいてくださったというか、5年前に一緒に共演させていただいた当時から、人に対して緊張感を与えない、誰に対しても分け隔てなく気を使ってくださる方。その姿にみんな助けられていたし、私もすごく助けられました」と返した。

 映画はPrime Videoで6月9日から独占配信。

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