俳優の石黒賢が28日放送の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演し、27日に死去した女優の竹内結子さんについて語った。
ドラマ「ランチの女王」など、数多くの作品で竹内さんと共演した石黒。2004年に竹内さんと一緒に行ったニューヨークロケでは、「まだ結子ちゃんは若かったと思うんですけど、時差と仕事でフラフラで、着いた初日の夜の食事会で『ニューヨーク、初めてなので楽しみです』と言ってたんですけど、食事をしながら寝っちゃったんです。それがかわいいなと思って」と回顧した。
続けて、「それが今や素晴らしい女優さんになられて…。もう会えないと思うと…みんな大好きでした、結子ちゃんのこと。本当に残念です」と時折、涙で言葉を詰まらせながら語った。
また、「僕は思うんですけど、今年、三浦春馬くんも、芦名星ちゃんも、結子ちゃんもということで、誤解を恐れずに言うと、なかなかわれわれみたいな仕事をしている人は、病院に行きづらい、行きにくいという面がある」と打ち明けた。
「もちろん表に出たときは一気にスイッチを入れるけど、家で少し元気がないところから、いきなり表に出ていってカメラの前で、というのは、すごく心をヨイショって持ち上げる必要がある」と芸能人ならではの事情を説明。
「そういう中で、われわれ特有の悩みって、いろいろあるんです。日本の芸能界でも、われわれが気楽に、気さくに悩みを打ち明けられるシステムができていったらいいなって。もう、これでやめにしてもらいたいと思います」とコメントした。
司会の小倉智昭も「露出度が高くなって、有名になればなるほど、生活がしづらくなる面もある。そこに来て、今のコロナ禍で、二重の苦しみになってしまうので、参っている人はいると思います」と語った。