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松本白鸚、父の顔見せ「小さな喜び」 3人の子に自らの仕事を承継

 (左から)松本幸四郎、松本白鸚

 「松竹大歌舞伎」東コース制作発表が24日、東京都内で行われ、松本白鸚、松本幸四郎が出席した。

 本公演は「松本幸四郎改め二代目松本白鸚」および「市川染五郎改め十代目松本幸四郎」襲名披露として、6月30日から全国24館40公演を行う。演目は「口上」、「双蝶々曲輪日記 引窓」、「色彩間苅豆 かさね」の3つ。

 昨年1月の襲名から1年半近くたっての心境の変化について、幸四郎は「なにもないというのが正直なところ」とあっさりと述べ、「襲名披露興行の歌舞伎座をはじめ、ありがたく温かい幸せな時間ばかり。夢に見るのも虫がよすぎるくらいの夢が現実になったような幸せな時間」と率直な感謝の気持ちを明かした。

 続いて白鸚は「息子に幸四郎(の名)を渡しましたが、ほかに娘が2人おりまして」と切り出し、女優として芸の道に生きる長女・松本紀保と次女・松たか子ともに「3人の子が私のやってきたことを継いでくれているような気がします」としみじみ。

 一方で「娘たちに言わせるとそういう気持ちは全然ないと。新幸四郎には(先ほど、襲名しても)全然変わらないという感想を述べてもらいました。私としてはとても悲しいことです」と照れ隠しに笑いを交え、「私の内心では、3人の子に自分のやってきた仕事を渡すことができた。小さな喜びとして感じておりますことが、心境の変化でございます」と父親の顔をのぞかせていた。


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