生活情報のコラム

現代にも存在する“奴隷労働”  映画『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』

ゴーストフリート

 「IUU(Illegal, Unreported, Unregulated)漁業」という言葉を聞いたことがあるだろうか。違法・無報告・無規制に⾏われている漁業のことで、密漁だけではなく不正確および過少報告の漁業、旗国なしの漁船による漁業なども含まれている。「日本にはあまり関係ないのでは?」と思う人もいるかもしれないが、実はそのようなことはない。ある調査によると、日本が2015年に輸入した天然水産物は、30%前後が違法・無報告漁業によるものと推定されている。つまり、あなたが食べている魚が、IUU漁業由来のものである可能性があるということだ。そしてIUU漁業は、人権問題にも深くかかわっている。

©Vulcan Productions, Inc. and Seahorse Productions, LLC.
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 5月28日(土)に公開される映画『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』(90分)は、現代の“奴隷制度”にスポットライトを当てた作品。

「奴隷労働12年」

「逃げたら昼も夜も漁業会社に追われた」

「殺された捜索者もいる」

 日本で生活をしていると想像しにくい内容だが、東南アジアでは確かに“奴隷労働者”が存在するという。映画に登場するパティマ・タンプチャヤクル(Patima・Tungpuchayakul)さんは、奴隷撲滅運動を代表する活動家として、2017年にノーベル平和賞にノミネートされた。パティマさんは現在も、「労働権利推進ネットワーク(LPN)」の共同創設者として、奴隷として働かされている船員たちの救出活動・支援を行っている。

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©Vulcan Productions, Inc. and Seahorse Productions, LLC.

“あなたの買った魚は奴隷が獲ったものかもしれない。”

世界有数の水産大国であるタイでは、人身売買業者にだまされるなどして漁船で働かされている“海の奴隷”が数万人存在するといわれている…。

映画は、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか、全国で順次公開される。

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