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【洋楽を抱きしめて】デビッド・ゲイツがソロ転向後放った最大のヒット「グッバイ・ガール」

『グッバイ・ガール/デヴィッド・ゲイツ』 (ダブリューイーエー・ジャパン)
『グッバイ・ガール/デヴィッド・ゲイツ』
(ダブリューイーエー・ジャパン)

 1977年製作のハートフル・コメディ映画『グッバイ・ガール』の感動的なエンディングで流れる同名主題歌は、米ソフト・ロックの有名グループ“ブレッド”のメンバー、デビッド・ゲイツがソロ転向後に放った最大のヒットである。

 元ダンサーのポーラと娘のルーシー、それにおかしな同居人エリオットが織りなす笑いと涙のストーリーで、ニール・サイモンの脚本が冴える佳作である。エリオットを演じたリチャード・ドレイファスは’78年のアカデミー主演男優賞を授賞した。

 同居人との出会いと別れを重ね、男性不信に陥っていたポーラをユーモアたっぷりの愛情で包み込むエリオット。映画の仕事でチャンスを得たエリオットが家を空けるのが心配なポーラ、だがそれはもう決して別れではないのだ、と彼は愛を誓う。

 そこに流れるのがゲイツの歌だ――「グッドバイは永遠の別れではないのだよ/二人の間のグッドバイは/過去に告げる別れの言葉/二人の心に別れはないのだ」(対訳:結城ちよ)。映画のハートフルさを体現したこの曲は全米最高位15位のヒットとなった。

 ゲイツは1940年オクラホマ州生まれ。彼の父親は指揮者、母親は音楽教師という恵まれた環境で育った。60年代に入りカリフォルニアに移り、本格的に曲作りとプロデュースに乗り出す。’63年にはゲイツ作の「ポプシクルズ・アンド・アイシクルズ」が女性ボーカルトリオ、マーメイズによって全米3位の大ヒットとなる。他にもモンキーズやジョニー・バーネットら多くのアーティストに曲を提供していった。

 ゲイツは’68年にジェイムズ・グリフィン、ロブ・ロイヤーとブレッドを結成。CD『ベスト・オブ・ブレッド』のハリー・アリフォンソによるライナーノーツによれば、ゲイツは「ぼくらは口をそろえてこう言っていたんだよ“もう一度アコースティック・ミュージックの時代がやってくる”とね・・・誰もが強烈なロックにへきえきしているし、我々のようなグループにもチャンスがあるのではないかという気がしたんだ」と回想している。

 その言葉通り、ブレッドはヒット曲を連発する。「二人の架け橋(Make it with you)」(全米最高位1位)、「イフ」(同4位)、「愛の別れ道(Baby, I’m-a want you)」(同3位)「涙の想い出(Everything I own)」(同5位)など。これらの曲はみなゲイツ作である。

 しかし、ブレッドは’73年に一旦解散する。同年、ゲイツはソロ・アルバム『ファースト』を発表。’75年には第二弾アルバム『ネバー・レット・ハー・ゴー』をリリース。そして第三作目として世に出たのがアルバム『グッバイ・ガール』(’78)である。

 ’77年にブレッドは一度再結集し、アルバムを発表。その後、ゲイツはソロ活動を続け、彼の楽曲は他のアーティストたちによってカバーされている。中でも有名なのがカルチャー・クラブのボーイ・ジョージによる「涙の想い出」のレゲエ調のカバーだろう。

文・桑原亘之介

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