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【洋楽を抱きしめて】映画『E.T.』にインスパイアされたニール・ダイアモンドの「ハートライト」

『ハートライト/ニール・ダイアモンド』
『ハートライト/ニール・ダイアモンド』

 1960年代から数々のヒット曲を生んできた米国の歌手ニール・ダイアモンドの今のところの最後の全米トップ10ヒットが1982年の「ハートライト」である。この歌は同年の映画『E.T.』にインスパイアされて書かれた作品として知られる。

 ニールは、バート・バカラック、キャロル・ベイヤー・セイガー夫妻と『E.T.』を観に行った。彼らは映画を観終わると、夫妻のマンションに行き、「ハートライト」を書き上げた。

 ニールはいう。「私たちは、突然違う世界に現れた小さな宇宙人についてどのように感じたかを表現したかったのだ」(音楽専門ウェブサイト「ソングファクツ」)。
 「ハートライト」は全米ヒットチャートの5位まで上昇した。

 「ハートライト」の歌詞には映画のタイトルも登場人物の名前も出てこない。映画の、特に宇宙人を乗せた主人公の自転車が月をバックに空を飛ぶシーンに影響を受けていた。

 だが、映画の著作権者であるMCA/ユニバーサルの代理人たちは、ニールたちに訴訟を起こすと脅しをかけてきた。法的紛争など問題の深刻化を怖れたのだろうか、ニールは彼らに2万5千ドルを支払い、「和解」することとなった。

 全世界で1億万枚以上の売り上げを記録している大スター、ニール。彼は1941年、ニューヨークのブルックリンで生まれた。ティーンエイジャーの頃から詞や曲を書き始めた。’60年には自作を出版登録。もっぱら他の歌手に作品を提供することから始めたニール。

 最初のヒットは’65年、ジェイ&アメリカンズに提供した「サンデイ・アンド・ミー」。そして’66年にはモンキーズのために書いた「アイム・ア・ビリーバー」がヒットチャートの首位を獲得する大ヒットとなり、ソングライターとしての名声を得はじめた。

 歌手としてはしばらく不発だったが、バング・レコードと契約して、’66年に出した「チェリー、チェリー」が全米6位の大ヒットとなり、人気歌手の仲間入りを果たす。その後、MCAレコードと契約し、’69年に「スウィート・キャロライン」(4位)、’70年に「クラックリン・ロージー」(1位)、’72年に「ソング・サング・ブルー」(1位)などのヒットを連発。

 ’78年には3回目の全米首位を、バーブラ・ストライザンドとのデュエット「ユー・ドント・ブリング・ミー・フラワーズ」で獲得。この曲を含むアルバムをニールとバーブラがそれぞれ発表していたことから、ケンタッキー州ルイビルのラジオ局のディレクターが2人の曲をミックスし、仮想デュエット・バージョンとして放送したところ、これが大人気となった。それがきっかけで2人のリアル・デュエット盤が生まれたのだ。

 ニールは’80年の映画「ジャズ・シンガー」の音楽も担当。「ラヴ・オン・ザ・ロックス」(2位)、「ハロー・アゲイン」(6位)、「自由の国アメリカ」(8位)といったヒットを生む。

 その後はヒットチャートを賑わせることが少なくなったが、地道なコンサート活動を続けるなど、ニール・ダイアモンドは健在だ。

文・桑原亘之介

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