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【洋楽を抱きしめて】コーギスの代表曲「永遠の想い」に秘められた謎

『永遠の想い/コーギス』(WASABI RECORDS)
『永遠の想い/コーギス』(WASABI RECORDS)

 英国のグループ、コーギスの代表曲ともいえる「永遠の想い」。原題は「Everybody’s got to learn sometime」で、訳すると「誰もが皆いつかは学ばなければならない」」となる。何を学ばなければならないのか? 謎を秘めたままに曲は展開していく。

 「永遠の想い」は1980年4月に全英ヒットチャート5位のヒットを記録する。全米では最高18位。フランス、オランダ、スペイン、イタリアではチャートの首位を記録する大ヒットとなった。アルバム『永遠の想い(Dumb Waiters)』に収録されている。

 コーギスは、「永遠の想い」を創ったジェイムズ・ウォーレンと、アンディ・クレスウェル・デイビスによって結成された。前身のスタックリッジのメンバーだったこの二人に友人のセッションミュージシャンも加えたバンド形態でコーギスは79年にデビューする。ファーストアルバム『とどかぬ想い/噂のコーギス』は同年6月にリリースされた。

 「永遠の想い」は静かなイントロに乗って「心の持ちようを変えなさい。周りを見渡してごらん。心の持ちようを変えてごらん。きっとびっくり仰天するから」と始まる。

 そして「太陽を必要とするように私はあなたの愛を必要としている。誰もが皆いつかは学ばなければならない」と続く。歌詞はシンプルだ。だが同時に謎含みでもある。

 我流の妄想で解釈をするならばこうなる。人は目覚めた人、言い換えれば覚醒した人、とまだ目覚めてない人、覚醒していない人とに二分出来るのではないか。その2つを隔てるのは、心の在り方、心の持ちようだということを言っているのではないか。

 まだ覚醒していない人々に対して、心のありようを変えてごらん、そうすれば覚醒することが出来る、今まで気づかなかっただろうけれど周りには目覚めた人たちがいるのだ、それに気付くことでびっくりするだろう、と歌っているのではないか。

 世の中はまだ目覚めていない人々の愛を必要としている、それがなければすでに覚醒している人たちだけでは完全ではない、そのことをいつか誰もがみんな気付いて、学ばなければならない、と呼びかけている歌なのではないかと私は考えている。

 ブッダとは目覚めた人という意味だという。だが、この歌はブッダのように立派な人物でなくとも、誰もが心次第で覚醒することが出来るのだといっているのではないか。要は心であり愛であり、誰もがそれに気づくかどうかということなのだろう。

 物静かで寂しげなキーボードの音を基調としたこの歌を聴いていると、不思議な感覚にとらわれたものだ。メロディーや弦楽器による間奏にも不思議さが漂っているかのようだ。
 一聴をお勧めしたい。そして謎解きも。

 ちなみにコーギス(Korgis)というグループ名は、エリザベス女王が飼っていたウェルシュ・コーギー(Welsh Corgi)犬になぞらえてつけられたという。

文・桑原亘之介

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