生活情報のコラム

胸にひびく言葉がちりばめられた『二人のローマ教皇』 【ネトフリさんぽ①】

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 五輪も開催することだし、そろそろ映画館にでも・・・と思っていた矢先にまたもや緊急事態宣言。弓なりにきれい上がっていく感染者数のグラフを見ていると当然の成り行きだ。この夏はあきらめて Netflix に逃げ込むことにした。Netflixのオリジナル作品、正確にはオリジナル制作・独占配信などの作品だけ“拾い見”。映画館での“リアル観劇”を諦めた方々の参考になればと不定期でお届けする。

 初回にご紹介するのは『二人のローマ教皇』(2019年、フェルナンド・メイレレス監督)。終身制が慣例の教皇職だが、2013年にこの慣例を破って生前退位したベネディクト16世と、その後を継いだ現フランシスコ教皇の二人の対話を描いた物語だ。アンソニー・ホプキンズとジョナサン・プライスが、ほかに誰がこの役を演じられただろうと思わせるほどの「はまり役」 で二人の教皇を演じている。

 舞台はバチカン。主人公が二人の教皇だから、宗教を脇に置くわけにはいかないが、それでも、人の後悔や苦しみ、欲、良心、多くの人を率いる巨大な組織の長としての重責、孤独、そして日常のありふれた小さな出来事に喜びを感じる人間らしさなど、宗教に関係なく胸にひびく言葉がちりばめられている。神の言葉を伝える重圧の向こう側で、さまざまな思いに振り回され悩みぬく人間の側面をうまく切り取っている。

 若干ネタバレになるが、エンドロールにはさまる二人の教皇がなかなかかわいらしくて心温まる。ベネディクトはドイツ出身、フランシスコはアルゼンチン出身なのだが、ラストの場面で二人は、両国が対戦した2014年のサッカーW杯決勝を観戦している。サッカー好きの心にも訴える仕上がりだ。

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