生活情報のコラム

パラ聖火リレーでランナー募集 千葉県、2月15日まで

千葉県に住んで28年、浦安の海風が大好きという
千葉県に住んで28年、浦安の海風が大好きという

 オリンピックに続いて開催される東京パラリンピック(8月25日~9月6日) でも聖火リレーが行われる。オリンピックに比べれば規模は小さいものの、その場で出会った3人が1組となり一緒に走る方式は、ともに助け合う共生社会の理念と重なり合う。8月13日から17日まで、競技開催都県以外の43道府県で 採火式を行い、18日は静岡県、19日は千葉県、20日は埼玉県、21日は東京都で採火式と都県内リレーを行い、21日夜に47都道府県の火を集める集火式を実施。翌22日から東京都内をリレーして25日の開会式につなぐ。千葉市 の幕張メッセがシッティングバレーボール、テコンドー、車いすフェンシング、 ゴールボールの会場となる千葉県でも千葉市内で聖火リレーを予定していて、2 月15日までパラリンピック聖火リレーのランナー29人を募集している。応募 方法などは県のホームページで確認できる。

▽車いすバスケの名手は五輪聖火を

 千葉市の千葉ポートアリーナは、これまで数多くの車いすバスケットボールや 車いすラグビーの大会を開催してきたパラスポーツの“メッカ”とも言うべき体育館。元Jリーガーで車いすバスケの名手、2000年のシドニー大会からアテ ネ、北京、ロンドンと4大会連続でパラリンピックに出場した京谷和幸さん(48歳)も、千葉県民であり、千葉ポートアリーナでプレーを重ねてきた。現在、 車いすバスケの日本代表コーチ、U23(23歳以下)日本代表ヘッドコーチを務めている。同時にサッカーの夢も達成すべく、日本サッカー協会の公認B級指 導者ライセンスを取得し、城西国際大学のコーチも兼任。スポーツ指導の「二刀流」実現が目標だ。

 この夏は、千葉県内を走るオリンピックの聖火ランナーに選ばれ、車いすで颯爽と走り抜ける。「正直、聖火ランナーはそんなに意識していなかったが、親類の人や友人たちが喜んでくれた。一生に一度のチャンスを与えてもらえたと思うと、とても名誉なことだ」と気が引き締まったという。この感動と誇らしい気持 ちを、パラの聖火ランナーにも味わってもらいたいと願っている。

▽人生のドラマは千葉にあった

 北海道出身の京谷さんは室蘭大谷高時代、将来有望なサッカー選手だった。卒業後、実業団の強豪、古河電工(ジェフユナイテッド市原の前身)に入り、その 後Jリーガーに。しかし、Jリーグが始まった1993年に交通事故で下半身不随になり、車いすバスケに転向した。持ち前の体力と運動神経の良さ、それに同期のJリーガーに負けたくないという反骨心で、バスケでも日本代表の中心選手になった。ただ、2013年に東京パラリンピック開催が決定するまで、パラ競技に関心が集まることは少なく「(注目され、強化費も出る)今の時代に選手と して全盛期を迎えていたら、どんな人生だったのか。自分たちは、ぎりぎりの生活の中でお金を出して競技を続けてきた」と振り返る。

ぜひオリンピック、パラリンピックを観戦してほしいと熱く語る京谷さん
ぜひオリンピック、パラリンピックを観戦してほしいと熱く語る京谷さん

 京谷さんは千葉県民になって28年、現在住んでいる浦安市に移って25年ほ どになる。「千葉は海の幸、山の幸に恵まれている上、浦安は都心に近く、羽田、 成田の両空港にも近い」と、すっかり気に入っている。今でもふるさとの室蘭が 大好きと言いつつ「でも人生のドラマは千葉にあった」という。車いすで市内を 「ジョギング」すると、海風が全身に心地よく、向かい風になると「途端につら くなる」そうだ。まるで風が何かを教えてくれるかのよう。今は車いすバスケの 指導や大会の出場、講演活動などで全国を飛び回る多忙な日々だが、聖火を掲げ る7月上旬(千葉県のリレーは「7月2日から4日を予定)が待ち遠しい。「人 として育ててくれた千葉県に恩返しのつもりで走りたい」。

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