生活情報のコラム

86歳のラブレター バスで出会ったあの美しい女性を探して!

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 「ある美しい女性を探しています。バスの中で出会った彼女は、1933年4月生まれ。青い花模様の白いワンピースを着ていました」

 パリ市内の北駅と東部を結ぶ46番バスのバス停に先週末、何枚もの紙が貼られた。手書きの中身は、86歳の筆者がバスの中で出会って一目ぼれした同い年のマダムを探している、というもの。バス停でこれを見た人々が次々にツイッターなどでこの張り紙をシェアして話題になっている。今のところ、まだこのマダムは見つかっていないようだ。

 地元パリジャン紙によると、マダムを探しているのはジャン・ピエール・メストンさん。「土曜の午後4時半から5時の間でした。息せき切って46番バスに乗り込むと、若い女性が席を譲ってくれたんです」。そこで隣り合ったのが件の女性。「きれいな髪にグレーかブルーの目。どちらかというと背が高くてやせている感じでした」。バスに乗っている間に彼女と交わした会話から、二人には多くの共通点があった、とジャン・ピエールさん。「彼女は1933年4月6日生まれ、私は同じ年の5月6日生まれ。私ががんを患ったことがあると話したら、彼女もだと。そして膝が悪くて(階段の上り下りが大変な)地下鉄はもう使わずバスに乗っているというのも同じだったんです」

 だが、家に帰る途中だったジャン・ピエールさんは、彼女の名前も住所も電話番号も、何も聞かずにいつものバス停でバスを降車。「乗り換えねばならない別の路線バスのことが気になっていたんです。何も聞かなかったなんて、なんてばかなことをしたんだろう」と後悔し、張り紙をすることにした。4つのバス停に張った“ラブレター”は掃除担当者がはがしてしまったが、ジャン・ピエールさんはまた新たな張り紙をした。

 3年前に妻に先立たれ、一人暮らしというジャン・ピエールさん。「でも、もしかしたら、彼女には誰かパートナーがいるだろうか…」と話している。

Text by coco.g


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