生活情報のコラム

北海道士別市、JOCと“パートナー協定” 道内唯一のデーラン開催地、さらに飛躍目指す

聖火トーチを持って「2019オリンピックデーラン士別大会」に登場したオリンピアンら=2019年6月23日、北海道士別市陸上競技場
聖火トーチを持って「2019オリンピックデーラン士別大会」に登場したオリンピアンら=2019年6月23日、北海道士別市陸上競技場

 蝦夷地が“北海道”と命名されてから今年でちょうど150年。名付け親の松浦武四郎を主人公にしたNHKドラマが7月に全国放送されるなど、あらためて“北の大地”の明治期の開拓史に光が当たっている。

 旭川市と名寄市の間に広がる北海道士別市は1899年、最北で最後の屯田兵が入植して切り開いたまちだ。今年はちょうどその開拓から120年目。屯田兵とは北海道の警備と開拓のために1875年から1904年まで設けられた制度。旧士族らが明治政府の求めに応じ、屯田兵として当時全くの原野に立ち向かった。

 現在の士別市は人口約2万人。「スポーツ合宿の里」として知られ、昨年は人口を上回るおよそ2万5千人がスポーツ合宿のため同市を訪れた。

 日本オリンピック委員会(JOC)が、国際オリンピック委員会(IOC)創設日の「オリンピックデー」(6月23日)を記念して87年から毎年、全国各地で開く「オリンピックデーラン」の道内唯一の開催地としても有名。

 IOC創設日と同じ6月23日、士別市陸上競技場で開かれた「2019オリンピックデーラン士別大会」には市民らおよそ1000人が集まり、12人のオリンピアン・パラリンピアンと触れ合いながら、ジョギングやウォーキングなどを楽しんだ。

 開会式は1964年東京オリンピック時に奏でられたファンファーレを、当時と同じ型のトランペットで地元の演奏家が再現して始まった。

1964年東京オリンピック時のファンファーレを再現した地元の演奏家
1964年東京オリンピック時のファンファーレを再現した地元の演奏家

 開会式であいさつした士別市の牧野勇司市長は「屯田入植からちょうど今年で120年目。また令和元年でもある。このような記念すべき年にJOCと『パートナー都市協定』を締結することができた。これを機会にさらに合宿の里づくりを発展させたい」と述べた。

開会式で聖火を手にする牧野勇司・士別市長
開会式で聖火を手にする牧野勇司・士別市長

 開会式にはちょうど同市で合宿中の日本ウエイトリフティング協会の女子ナショナルチームメンバーも姿を見せ、あいさつした。

あいさつする日本ウエイトリフティング協会の女子ナショナルチームメンバー
あいさつする日本ウエイトリフティング協会の女子ナショナルチームメンバー

 牧野市長は取材に「デーランは今回29回目。これまでよく続けられたと思う。30回目は、協定を結んだJOCの協力を得て、また周辺市町にも参加を呼び掛け、30回の節目にふさわしい素晴らしい“記念大会”にしたい」と抱負を語った。

 士別市陸上競技場は周囲を木々に囲まれた静かな雰囲気の施設。約2・3キロのジョギング・ウォーキングコースは林の中を通り抜ける気持ちの良い道で、好天の中、親子連れなど参加者はそれぞれのペースで気持ちよさそうに走ったり、歩いたりした。

一斉に飛び出すオリンピックデーランのジョギング参加者
一斉に飛び出すオリンピックデーランのジョギング参加者

 ジョギング、ウォーキングのゴール前ではオリンピアンが出迎え、参加者とハイタッチ。会場ではオリンピアン・パラリンピアンの現役時代の話を聞くトークショーや大会スポンサーJXTGエネルギーのブースのアトラクションなどもあり、参加者を楽しませていた。

JXTGエネルギーのブースでアトラクションを楽しむ子ども
JXTGエネルギーのブースでアトラクションを楽しむ子ども

 次回デーランは7月7日、福島県喜多方市の押切川公園スポーツ広場・体育館で開かれる。

 


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