生活情報のコラム

さあ、みんな立って! 映画 『パリ、嘘つきな恋』

9df351608130098d 軽妙なやりとりに、風通しの良い時間が過ごせる。小さな嘘から恋が始まり、次々とつかざるを得なくなった嘘の袋小路で収拾策を考えあぐねるパリジャン。“ちょい悪”が真面目に苦悩する姿は、少年のようだ。映画『パリ、嘘つきな恋』が公開されている。

 お金持ちのビジネスマンで遊び人のジョスランが、葬儀のために戻った母親の部屋で車いすに座っていると、そこに隣人が。“出来心”で障がい者のふり。だが、そのまま話は進んでしまう。楽しい日々の中で見えてくるのは、恋を楽しむ車いすの女性と、ついてしまったうそをどう打ち明け、本当の姿を見せるか悩むジョスラン。人が”障がい者”とひとくくりにする言葉を使う時、それが意味するのはたとえば足が不自由であること。だが、この物語の中で“障がい”を持っているのは、うそをついたと打ち明けられず悶々とするジョスランの心の方だ。

 原題は“Tout le Monde Debout”、「さあ、みんな立って!」という意味。車いすの女性が恋の相手だが、立ちあがる勇気が必要なのは“嘘つき”の方だ。

 このジョスランを演じたフランク・デュボスク氏、監督も脚本も務めている。ジェラール・ドパルデューやエマニュエル・ベアールらと共演した、『ディスコ』などの映画でも知られるコメディアンだ。フランスでは「黄色いベスト運動」を支持したものの、激化したデモを「けんか腰で憎悪ばかり」と批判、これが反感を買ったため、「黄色いベストたちを批判したのではなく、暴力を批判したのだ」として、運動自体への支持を再度表明、物議を醸しているのも、デュボスク氏らしいところだ。

Text by coco.g


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