生活情報のコラム

「令和」がふまえた漢籍 萬葉集からたどる張衡『帰田の賦』

Ume is Japanese plum. 昨日発表された新元号「令和」。ずっと中国の書物、つまり漢籍に拠っていた元号の長い歴史の中で、初めて日本の古典が出典になった元号だと発表された。ところが同日、岩波文庫編集部がツイッターで「新元号『令和』の出典、万葉集“初春の令月…”ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』の補注に指摘されています」とつぶやき、話題になった。つまり、元をたどればやっぱり漢籍にたどり着く、ということだ。

 「令和」の句を含む後漢・張衡『帰田の賦』。たとえば『文選詩篇(二)』では、こんな風に訓読されています。「仲春の令(よ)き月、時は和らぎ気は清し」。
…とのこと。

 歴史的に漢籍を出典としてきた伝統を初めて変え、日本古典からの引用、という話題性をさらに深く掘り下げたネタ。ツイッターの当該投稿欄では、「やっぱり」という感想から、そもそも日本の古典は漢籍に敬意を払って作文している、日本の文化は外国の知識を取り入れて発展してきているのだから、というコメントが多々上がった。

 ちなみに「令和」の語を含む「梅花の歌32首の序」は、岩波文庫『万葉集(二)』 に収録されているそうだが、1日中に品切れになり、現在重版中とのこと。今年は万葉集を学ぶ年になりそうだ。

text by coco.g


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