生活情報のコラム

伊選手団、所沢市の早大キャンパスで調整 東京五輪の事前キャンプ地

契約書を交わした後、記念写真に収まる右から藤本・所沢市長、ストラーチェ駐日大使、
センシーニCONI副会長、鎌田・早大総長

 2020年東京オリンピックに向け、イタリア・オリンピック委員会(CONI)と埼玉県所沢市、早稲田大学が事前キャンプ地に関する契約を結び、締結式が10月31日、東京都港区のイタリア大使館で開かれた。イタリア選手団のうち陸上、水泳、フェンシングの選手、スタッフ約200人が、20年7月10日から8月4日まで、所沢市にある早大所沢キャンパスでメダル獲得へ最後の調整を行う。

 17年3月に、CONIが事前キャンプ地の候補地として所沢市と早大キャンパスを訪れ、その後、埼玉県を交えての交渉を経て、10月に覚え書きを結んでいた。18年4月には半月ほど、陸上の競歩チームが中国での大会前に所沢市で事前合宿を行った。

 交渉の結果、選手団が来日してから成田空港、所沢市、都内の競技会場への輸送などを市が負担し、人間科学部、スポーツ科学部のキャンパスとして使用している早大は、新たに100人収容の宿泊施設を建設し利用してもらう。五輪後は合宿所などとして使う。キャンパス内の陸上競技場は、9レーンの全天候型トラックがある本格的なもので、アクアアリーナには50メートルの長水路プール、飛び込みプールがある。フェンシングはスポーツホールを使う。理学療法の教室などもある。

 締結式に臨んだセーリング(ウインドサーフィン)の金メダリストでCONI副会長ののアレッサンドラ・センシーニさんは「陸上と水泳、フェンシングが一緒に練習できる施設が素晴らしい。選手約100人はキャンパス内に宿泊でき、コンディション維持には最高の環境。オリンピックでの好成績が期待できる」と手放しで喜んだ。早大の鎌田薫総長は「イタリア選手団を受け入れることで、キャンパスは有形のレガシー(遺産)となる。さらに早大は、選手と学生の触れ合いによる無形のレガシーも目指す」と教育的効果も期待した。

 所沢市の藤本正人市長は「CONIが所沢市を選んでくれたことに感謝している。イタリアとのスポーツ、文化の交流が進み、東京大会でイタリアが輝かしい成績を収められるよう、早大とともに協力していく」と受け入れへの決意を披露。契約締結式に立ち会ったイタリアのジョルジュ・ストラーチェ駐日大使は「オリンピック準備が実行段階に入った。今日の一歩は未来への一歩である」と祝福した。

お祝いに駆けつけた室伏広治さん
お祝いに駆けつけた室伏広治さん

 締結式後のレセプションには東京大会組織委員会の室伏広治スポーツディレクター、現役早大生で200メートル平泳ぎの世界記録保持者、渡辺一平選手もお祝いに駆けつけた。室伏ディレクターは「大会の準備は進んでいます。ボランティア募集でも、最初の10日間で3万人の応募がありました。入場券も19年夏から販売します。アスリートファーストの最高の環境を用意します」と力強く話し、渡辺選手も「早大の学生には最高の刺激になるでしょう。私も200メートル平泳ぎで金メダルを目指します」と、晴れの席にふさわしい華やかな言葉を残した。

金メダルを目指すと早大生の渡辺一平選手
金メダルを目指すと早大生の渡辺一平選手

 各国の事前キャンプ地選びは各地から聞こえてくるが、東京への近さや同じような気候での暑さ対策を考えると、所沢キャンパスでの調整は、ほぼ望みうる最高の条件を備えている。イタリアの健闘が期待される。


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