生活情報のコラム

「子どものための料理教室」に参加した息子の言葉に感動 マンネリな自分の料理にもよい影響が?

子供が1人で挑戦できるよう工夫されたメニュー
子供が1人で挑戦できるよう工夫されたメニュー

 女の子、男の子を問わず、子どもたちが家のことを積極的に手伝ってくれたらうれしいけれど、なかなか親の思うようにはいかないもの。自主的に手伝ってくれて、しかもそれが長続きするポイントは、何よりもまず子どもが「楽しい」と思えること、そして親の立場を想像できるようになることなのかもしれない。そんなことを感じる体験を、この夏、親子ですることができた。

 今年の夏休み、小5の息子が都内の東京ガスのスタジオで行われた「子ども料理教室」に参加した。親子で参加するのではなく、子どもだけで調理の場に参加するスタイルだ。この講座は、共同通信社による「弁当の日」応援プロジェクトの一環。「弁当の日」とは、子どもが自分でお弁当を作って学校に持ってくるという取り組みで、2001年、香川県の小学校で竹下和男校長(当時)が始め、全国に広まりつつある取り組みだという。 何を作るかを決めることも、買い出しも、調理も、弁当箱に詰めるのも、片付けも、子どもが担当。親や先生は、その出来具合について批判も評価もしないというのがルールだ。

いいにおいにおなかを鳴らしながらも真剣に作業
いいにおいにおなかを鳴らしながらも真剣に作業

 今回の子ども料理教室の目的は、楽しく料理をし、「また料理がしたい!」と思えるようなきっかけ作りをすること。料理研究家の「ぱおさん」(本名・小島香さん)を講師に、3~4人ずつのグループに分かれた子どもたちは、「とうもろこしごはんのキャンディーおにぎり」「揚げずにグリルでカレーからあげ」「フライパンでパイなしソーセージキッシュ」「ヨーグルトレアチーズ風~ベリーソース~」というメニューに挑戦。講師によるデモンストレーションや子どもたちの料理の様子を、保護者たちは別室のスクリーンでリアルタイムに見ることができる。

別室でスクリーン越しに料理教室の様子を見守る
別室でスクリーン越しに料理教室の様子を見守る

 我が子が主に担当したのは、「パイなしソーセージキッシュ」。フライパンで具を炒めて卵液を入れたら、そのまま蒸し焼きに。手際よく作業していく姿を、スクリーンを通して眺めるのも、新鮮な体験だ。他のメンバーが、調味液を入れたビニール袋の中で鶏肉をもみ込み、グリルで並べて焼いて「カレーからあげ」を作った様子には、「油をたくさん使って揚げなくても、から揚げができるんだね。いろいろなやり方ができるんだね」と感想を漏らしていた。そして、初めて出会った仲間と料理に取り組んだ経験も楽しかったようだ。

袋の中でもみ込み、手を汚さずに鶏肉に味付け
袋の中でもみ込み、手を汚さずに鶏肉に味付け
キャンディー状のかわいいおにぎりを作成
キャンディー状のかわいいおにぎりを作成

 料理教室の後、都心から電車で帰る途中に、だいぶ疲れた表情を見せていたが、自宅に着く直前に「お母さんが仕事から、こうやって疲れて帰ってきて、家の中が散らかっていたらイライラする気持ちが分かる」とポツリ。2日後には、早速「パイなしソーセージキッシュ」を再現してくれた。まだ自分1人だけでは少し難しかったようで、中3の姉に手伝いをお願いし、1時間ぐらいで作り終えていた。料理教室のときと同じように、ふんわりきめ細やかなキッシュができ、あっという間に家族のおなかの中に消えていく様子に、本人も満足そうな表情。大人が手を出し口を出すよりも、子どもだけに作業をやらせたほうが、最初は時間がかかったとしても、それ以降の上達度は格段に上がるのではないかと感じた。

おうちで「パイなしソーセージキッシュ」を再現
おうちで「パイなしソーセージキッシュ」を再現

 「お母さんも大変だから、たまには惣菜とか買ってきてもいいよ。でも、やっぱりお母さんの料理がおいしいからこれからもいろいろ作ってね。自分もまた作るから」。家庭を持ち、母となり、家族のために料理を毎日のように作る立場になると、「自分の作った料理はおいしい」とはままったく感じなくなり、人が作ってくれたご飯が本当においしいと思う。しかし、味付けを変えたり、調理法を変えたり、時には子どもと一緒に料理をすることで、マンネリな自分の料理もおいしくできそうな気がしてきた! 我が家にそんなスパイスを与えてくれた、息子の料理教室参加体験だった。

 


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