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サッカー日本代表監督交代劇の“既視感” ビールで祝杯の6月に!

リニューアルした「のどこし〈生〉」をPRするキリンの布施社長
リニューアルした「のどこし〈生〉」をPRするキリンの布施社長

 バヒド・ハリルホジッチ監督の解任劇には驚いた。サッカーW杯ロシア大会開幕まであと2カ月。いかにも間が悪く、「最悪のタイミング」と報じる口さがないメディアもあった。 

 記者会見した日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「今年3月のマリ戦、ウクライナ戦の後、選手とのコミュニケーション、信頼関係が多少薄れた」など解任理由を挙げた。 

 会見をテレビで見てかれこれもう24年前のことを思い出した。日本代表の監督が、ジーコらと黄金の中盤を組んだ元ブラジル代表・ファルカン氏から日本人の加茂周氏に替わった。その際も「日本人でなければコミュニケーションがとれない」という理由を挙げていたと記憶する。ハリル氏の後任は日本人の西野朗氏。どこか既視感をおぼえる交代劇だ。 

 もちろん、ハリル氏と選手との関係は外部からうかがい知るところではないが、W杯出場という「結果」を出したハリル氏にとっては、解任は無念の極みだろう。日本語に堪能なら「トンビに油揚げをさらわれた」とその心境を表現したかもしれない。 

 田嶋会長が記者会見で触れたウクライナ戦は、1対2で日本の負け。「試合の(単なる)勝ち負けだけで(解任を)決めたわけではない」(田島氏)と強調したが、解任に向け背中を押したことは否定できないだろう。 

 マリ戦は国際親善試合で、ウクライナ戦はキリンチャレンジカップ。東京都内で4月12日開かれた「キリン のどこし〈生〉」リニューアル記者会見でキリンビールの布施孝之社長が「(今年で)サッカー日本代表をキリンが応援してから40周年になる」と話すのを聞き、キリンカップの位置付けの変化に改めて気付かされた。 

 40年前といえば日本代表のW杯出場など夢のまた夢。昔のキリンカップの勝敗に目くじらたてるファンなど少なく、むしろ多くのファンは、海外のスター選手の美技に目が釘付けになった。 

 布施社長は記者会見で来年のラグビーワールドカップ2019、2020年の東京五輪を挙げ、訪日外国人に「ジャパニーズ・ビールのおいしさを知ってもらう」チャンスと指摘、海外に目を向け輸出拡大への意欲を示した。40年の間に国内ビール市場は縮小、縮みゆく市場への危機感は業界全体で強い。キリンが「キリン のどこし〈生〉」など新ジャンルの強化や海外市場に目を向けるのは当然のことだ。   

 日本サッカー界もこの40年で大きく変化した。目標は、「W杯の出場」から「W杯での活躍」に変わった。西ドイツ(当時、現ドイツ)のクラマーコーチ招へい以来、日本サッカーは紆余曲折がありながらも貪欲に海外のサッカーに学んできた。今回の交代劇が、選手とのコミュニケーションを重視するあまり、無難な日本人監督に落ち着いたものでないことを祈りたい。ビール業界同様、内向き志向では「成長」はない。 

 結局、監督交代の「正しさ」を証明できるのは本番W杯での「勝利」のみ。6月は日本代表の活躍をテレビで観ながら美味しいビールを飲みたい。 

 


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