生活情報のコラム

【もぐもぐの日】五感を磨く食育活動 “おいしさ”知る子どもに

10568002212 子どもたちの食育活動に早くから取り組んできた東京ガス。25年間続く息の長い「キッズ イン ザ キッチン 子ども料理教室」は、数多くの子どもたちに料理の楽しさや食の素晴らしさを伝えています。東京ガスの多彩な食育活動について、同社「食」情報センター所長・工藤裕子さんに話をうかがいました。

―長年の食育活動を振り返って、いかがですか。

 東京ガスが食育に取り組み始めたのは、今から25年前の1992年です。食育基本法が制定されたのが2005年ですから、取り組みを始めたのはかなり早かったと思います。日常生活に欠かせない食に関する知識や調理技術を子どもたちにきちんと伝えていくことはとても大切なことだと考えています。
 子どものたちの食をとりまく環境はかなり深刻な状況でした。切り身の魚が海で泳いだり、ジャガイモが木に実っている絵を書く子がいるという報道もあり、毎日食べている食材に関する知識が乏しい子どもが増えていました。これらの問題を解決するために、長年料理教室を運営してきたノウハウを活かし、子ども向け料理教室を中心とした食育活動を展開してきました。

―「子ども料理教室」の内容を教えてください。

 子ども料理教室は、小学3~6年生対象の「子どもクラス」と4歳~小学2年生対象の「親子クラス」があります。「子どもクラス」では、料理は子どもだけで行い、包丁やガスコンロの使い方など調理の基本を学びながら季節の行事食や地方の郷土食など食文化の知識も自然に身に付きます。東京ガスの食育は「食の自立」と「五感の育成」を目指しています。

―「食の自立」とは?

 お腹がすいた時、食べ物を買って来るのではなく、自分で作るという選択肢を持てる調理技術を身につける事です。食材を選び、切ったり加熱したりと調理をし、食事をして、片付けまで。この一連の行動が子ども一人でできる事を「食の自立」としています。

―「五感の育成」」とは?

 おいしいものを「おいしい」と感じる感性がなければ、料理をする動機づけになりません。また、料理を味わう時にも作る時にも、味覚や嗅覚、視覚の他触覚や聴覚も欠かせません。調理を通して豊かな感性を育てる事が出来ると考えています。

―フランスの味覚教育も取り入れているそうですね。

 2004年には、フランスの味覚教育メソッドを取入れキッズ イン ザ キッチン「味覚体験コース」を開催し、現在では、フランスで毎年10月に開催される食育イベントである「味覚の一週間」の日本版に参画しています。毎年10月の第4週目に、東京ガスの料理居室に著名シェフを講師に迎え「味覚のアトリエ」を開催しています。

―「味覚のアトリエ」はどんな料理教室ですか?

 味覚のアトリエは2部構成になっています。まず「味覚レッスン」で、食べ物には5つの基本味(塩味、酸味、苦味、甘味、うま味)がある事を学びます。鼻をつまんで食べる体験では、おいしさを味覚だけでなく、嗅覚などの五感すべてで感じている事を発見します。この後の調理実習で、加熱中の色やかおり、かたさの変化などを五感で感じとりながら料理する事を楽しみます。

―教室に参加した子どもたちの変化は。

 「食の自立」に向けての一歩を踏み出してくれます。自分で料理したため苦手なニンジンを食べられるようになった子や教室で習った料理を家族にふるまう子など、食に対する考え方の変化が行動に現れたと思います。

 
―食育の副教材の提供など活動の幅が広がっています。

 小学校の学習指導要領に沿った「食と環境のワークブック」を2013年に発行し、東京都内の多くの小学校でご活用いただいております。
 2014年には服部幸應氏さんら有識者と連携して「環境に優しい食育協議会」を発足させました。持続可能な社会を目指す大きな視点から食育活動をさらに充実させていきたいと思います。

東京ガス株式会社 「食」情報センター
所長 工藤裕子


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