生活情報のコラム

【夫が海外転勤!さぁ、どうする?】その3 夫がいる海外で育休復帰した佐藤美奈さん

 夫の海外赴任に帯同した後も、さまざまな働き方を続ける女性たちを紹介するこのシリーズ。今回は夫とともにアメリカ・ワシントンD.C.で勤務する日本人女性の話。

産後も意欲的に働きたいと考えている佐藤さん
産後も意欲的に働きたいと考えている佐藤さん

――1年で復帰しようと思っていたが・・・

 2016年春、外務省職員の佐藤美奈(さとう・みな)さんはまもなく育休からの復帰を考えていた。だが、ちょうどそのころ夫にアメリカ赴任の話が出る。このまま自分が仕事に復帰して新しい部署に付くと、数年はその部署からの異動が難しくなり、夫とは勤務地がバラバラになってしまう。そこで佐藤さんは育休をさらに約半年延ばして、夫と同じ任地で職場復帰することを人事に希望。念願叶って16年11月、夫がいるワシントンD.C.の在アメリカ日本大使館付けとなった。

 幸いアメリカに引っ越して比較的早くに、nanny(ナニー)と呼ばれるベビーシッターが見つかり、2歳の息子は基本、早朝から夕方までナニーに面倒を見てもらっている。日本ではまだ経験がない仕事と子育てとの両立だが、現在は環境にも恵まれ、それほど負担なく双方をこなすことができている。そんな佐藤さんに今年の夏、また大きな転機が訪れようとしている。

――悔いなく頑張りたい

 今年の5月、佐藤さんは双子の赤ちゃんをアメリカで出産する予定だ。これまでは親2人で息子1人をみてきたが、これからは子どもの数が一気に3人へと増える。「正直、どのような生活になるのか、まったく想像が付かないが、仕事も子育ても悔いのないよう頑張っていきたい」と佐藤さんは話す。もともと政策や外交に携わる仕事がしたいと外交官を志望した佐藤さん。在外大使館での勤務は昔からの目標の1つだった。今回は夫の転勤に合わせる形での赴任になったとはいえ、せっかく回ってきた大使館での仕事。少しでも多くの経験をここワシントンD.C.で積みたいと考えている。そのため、長男の時は1年以上取った育休を今回は産休だけにし、産後数カ月で復帰するつもりだ。

――自分も「マミー・トラック」に?

 順調にキャリアと子育ての両立を続ける佐藤さんだが、今の在り方に疑問がない訳ではない。いくら共働きではあっても、日本の社会では多くの負担が母親である女性にのしかかる。それは佐藤さんの家庭でも同じで、残業せずに早く帰るのも、毎日ごはんを作ったり洗濯をしたりするのも基本、佐藤さんの“仕事”だ。両立を続ける女性が、昇進や昇格とは縁がない、いわゆる出世コースではないキャリアを進むことを、同じ場所をぐるぐると走る陸上のトラックになぞらえて「マミー・トラック」と呼ぶ。佐藤さんは「自分もマミー・トラックに乗ってしまっているのでは、という不安はある。自分自身のモチベーションを今後も高く持ち続けると同時に、短時間勤務でも意欲や結果で評価してもらいたい」と期待している。

(M.O.)

※佐藤さんのある1日のタイムスケジュール

6:30 起床

7:00 朝食

7:30 ナニーが出勤

8:00 職場へ

10:00 館内ミーティング

12:00 昼(45分)

14:00 関係先と打ち合わせ

18:00 帰宅

19:00 夕食

21:00 東京からのメールをチェック

22:00 就寝

アメリカ・国務省担当者とのミーティング(右から2番目が佐藤さん)。国務省のTwitterより
アメリカ・国務省担当者とのミーティング(右から2番目が佐藤さん)。国務省のTwitterより

〔佐藤美奈さんのプロフィール〕

大学卒業後、外務省入省。2005~07年、フランス留学。国連政策課、アメリカ・国務省勤務などを経て、現在はワシントンD.C.の日本大使館一等書記官を務める。


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