生活情報のコラム

【夫が海外転勤!さぁ、どうする?】その2 現地でNPO法人を立ち上げた村上博美さん(Part1)

2016年9月、第5回WWDにて(真ん中が村上さん)
2016年9月、第5回WWDにて(真ん中が村上さん)

 前回に引き続き、夫の海外転勤に同伴しつつ、さまざまな方法で自分自身もキャリアを積み重ねる、アメリカ・ワシントンD.C.周辺で生活する日本人女性たちを紹介する。

――夫が急きょアメリカ赴任に

 2014年春、JSIE代表(現在)の村上博美(むらかみ・ひろみ)さんは夫の転勤に合わせて、当時小学1年生に上がる直前だった娘と一緒にアメリカへ引っ越しをする。それまでも、自分の学業や仕事のためにアメリカやヨーロッパで生活した経験はあったが、今回は急きょ決まった夫の赴任に同伴という形だった。日本では、ちょうど5年越しの新プロジェクトを始めようとしていた矢先だったが、自身も中学生時代を海外で過ごした経験から、娘にも似たような経験をさせてあげたいと、大学院での職を辞してアメリカへやってきた。

――人生で初めて“自分の居場所がない”

 引っ越し先のワシントンD.C.には知り合いも多く、シンクタンクに籍を置きながらそのうち自分の仕事については考えよう、と気楽な気持ちだった。しかし、娘の学校生活が落ち着き、それほどサポートが必要ではなくなると、ふと自分自身には、やることがないという事実に気付く。籍を置いたシンクタンクでほかの人のプロジェクトを手伝ってはいたが、自分が主体となって動く仕事ではなく、人生で初めて“自分の居場所がない”と痛感する。ビザの関係で、勤務形態に制限があったことも影響した。

写真2:WWDで参加者と話す村上さん(一番手前)
写真2:WWDで参加者と話す村上さん(一番手前)

――何もないなら自分で作ろう

 そんな思いで過ごしていたころ、D.C.で活躍する日本人女性と仕事の打ち合わせをしているときに、男性は専門家同士が助け合ったり職を紹介したりするネットワークがあるが、女性にはそういうものがなく、「私たちもそういうネットワークが欲しいとずっと思っていたよね」という話になった。また、優秀なのに自信がなく、小さな組織にとどまったままの日本人女性を多く見てきたということもあった。それまで「女性支援」を考えたことはなかったが、せっかくなら自分たちでつくってみようと、昔からの知り合い数人に声を掛け、女性が自分自身の意識を改革するきっかけをつくるセミナー(WISEサマープログラム)を2015年8月に東京で初開催。そして同年12月にはD.C.で、さまざまな方面で活躍する第一人者を招待して、ロールモデルを紹介する「ワシントン・ウィメンズ・ダイアログ」(Washington Women’s Dialogue・WWD)を実施した。当初は任意団体としてのスタートだったが、その後アメリカでNPO法人の資格を取り、現在のJSIE(Japan Institute for Social Innovation and Entrepreneurship)につながっている。サマープログラムは毎年1回、WWDはすでに計14回の実績があり、過去3回のサマープログラムに参加した人の中から、女性2人が起業するという成果を出している。

(Part2)へ続く

(M.O)


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