生活情報のコラム

子連れ入店は賛成?反対? ヨーロッパの場合は・・・

レストランで談笑するママと2歳の女の子
レストランで談笑するママと2歳の女の子

 小さな子供を連れての外食。大人だけの静かな雰囲気を「壊す」として、入店を断る店の対応について、しばしば議論になる。レストランだけでなく、長距離の列車や飛行機などでも、乳幼児がぐずって周囲に「迷惑」をかけているととがめる人と、周囲に気を遣い疲れる親たちの議論はヒートアップすることが多い。海外でも状況はまったく同じ。英テレグラフ紙が、欧州各国の状況を伝えている。

 イギリス人の執筆者は、フランス旅行中にパリのピッツェリアで夫と、7歳、5歳の子供と4人で夕食をとっていた。エッフェル塔にのぼって写真を撮り、楽しい1日のしめくくりになるはずだったが、「すっかり台無しにされた」と書く。子供たちはピザに夢中だったから問題はなかったが、たまたま隣の席にいた60歳位のイギリス人女性の態度にすっかり気落ちしてしまったのだという。デザートが来る頃に、その女性が向かいにいた男性にかなり大きな声で「このレストランの唯一の問題は、子供が多いことね」と言ったのだ。

 いわゆる“星付きレストラン”といわれる高級店なら、さすがに小さな子連れは難しいが、ピザ・レストランなどはどちらかというと家族連れが入りやすいカジュアルな店。それでも、子供の入店に否定的なこの手の意見は珍しいことではないとして、「12歳以下の子供お断り」にして議論になっているカフェや、泣き出した子供をいったん“追い出した”後、批判を受けて謝罪した店などの例を挙げ、社会全体が子供の存在に不寛容になってきている、と書いている。ヨーロッパでは比較的家族連れに寛容といわれるイタリアでも、「子供はオリーブオイルをこぼすし、塩入れを投げる。おまけに魚が嫌いなんだ」という、魚介レストランのオーナーの言葉を紹介している。

 レストランだけでなく、小さい子供お断りのリゾートホテルなども増えてきているし、交通機関でも、子供連れとそうでない乗客を分けるところが増えている。イギリス人旅行者の3割は、飛行機では子連れとそうでない搭乗客のフライトを分けるべきだと考えており、静かなフライトのためには多少高いお金を払ってもいいと考える人も少なくないのだという。逆に、子連れの搭乗客が乗っている、と承知でその便を選んでいる人が周囲にいると分かっていれば、子連れの親たちの方も多少気が楽、ということのようだ。

 赤ちゃんが泣くのは仕方ないにせよ、公共の場では子供が騒がないように親たちは気を遣い、一方、周囲も、親たちが精いっぱい気遣っているなら、多少の騒がしさも理解する―という関係が理想的。もっとも、騒ぐ子供を“放置”していると取られかねない親たちの存在や、逆に寛容さに欠けると批判される“子連れ攻撃”もあり、子連れの賛否、という一般論ではなかなか結論が出ないことが多い。日本では、足りない保育園を建設しようとして、騒音などの不安を訴える地元住民の反対に合うケースなども注目されている。双方が理解し合い、気持ちよく過ごせるような努力と対話が必要なのは、どの国も同じのようだ。


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