生活情報のコラム

【読書感想文って親子で取り組むと楽しいかも】(後編) 言葉と気持ちのキャッチボール体験

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 親子で楽しみながら作っていく読書感想文。前編では登場人物に対する思いをまとめるところまで到達しました。後編では、読書感想文としての体裁を整え、文字数を増やしていくために取った方策を書きます。

 読書感想文の導入部として、自分も野球が大好きで野球の練習を頑張っているので、話題になっているあさのあつこさんの「バッテリー」を読んでみたかったという「この本を選んだ理由」や、あらすじなどで400字ぐらい書くことができれば、一気に字数が稼げます。このまとめ作業が結構エネルギーを使うので、根気よく助け舟を出してあげたいものです。

 そんな中、あらすじを今一度振り返っていた息子がつぶやきました。「一番最後さ、どうなったか分かんないんだよね…」。この小説は、「バットが回った。」という文章で終わっています。巧と豪のバッテリーがボロボロに崩された経験を持つ、因縁の中学校との再試合。 一時は巧の球を受けられなくなった豪と、天才バッターと、そして、巧の 3人の対決とも言える場面で、バッターの 「バットが回った。」 という場面で、このお話は終わっているのです。

 勝ったのか、負けたのか―。このラストについては、ちまたでも賛否両論がありましたが、私は「分かんないんだよね~」 と悩む野球少年・息子を前に、「分かんなくていいんだよ。きっと、あんたがこれからも野球を続けていく中で、この最後の場面について、色々なイメージを描くんだろうな」としみじみしたものでした。さて、ここでもう1つの字数を稼ぐ方法。それは本についてだれかと会話した内容を引用すること。ラストについて家族とこんな会話をし、それについてこう思ったという感想を入れれば、300字ぐらいは稼げます。

 読書感想文の全国コンクールのサイトによると、小学校中学年の部(3、4年生)は本文1,200字以内とされています。この場合は最低8割の960字は書くことが望ましいようです。字数設定がない学校の宿題だったら、小3で800字程度書ければ親としては「頑張ったね」とほめてやりたいものです。

 ところで、この読書感想文には、衝撃の結末が! 「最後の一文は、自分が一番感じたことをそのまま書きなね」と言い残し、立ち去ったのですが…。後で結末を見たら、「ぼくは、日本ハム(当時)のダルビッシュのようになりたいので、練習をがんばります。」 。し、知らなかった、そんな夢。そして、この、これまで書いてきたこととつながらない終わり方! しかし、「最後ぐらい…」と言った手前もあり、そこには何も触れず、読書感想文はそのまま提出されていきました。

 “面倒くさい”“本嫌いになる元凶”とも言われがちな読書感想文ですが、もっとざっくりとらえると、本を仲立ちにした親子のふれ合いの時間にできるのでは、と思ったあの夏。とても楽しかった言葉と気持ちのキャッチボール体験でした。今、反抗期の真っ只中で、中学いっぱいで野球をやめてしまった息子が、このときのやり取りを覚えているかは不明ですが…。


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