生活情報のコラム

【BEHIND】悔いが残る錦織、絶好の展開いかせず  30代、男女ともベテランが活躍  女子ダブルス、車いすで日本勢健闘

【Behind】4回戦で対戦した錦織とフェデラー
【Behind】4回戦で対戦した錦織とフェデラー

 テニスのグランドスラム第1戦、全豪オープンは北半球とは逆に真夏の日差しが降り注ぐオーストラリアのメルボルンで1月16日から29日まで開催された。

全豪オープンの写真はこちら(全74枚)

 錦織圭(日清食品)の4大大会初制覇が期待された男子シングルスは、けがから半年ぶりに復帰したロジャー・フェデラー(スイス)が勝ち上がり7年ぶり5度目の優勝を遂げ、4大大会の歴代最多優勝を18に伸ばした。女子シングルスはセリーナ・ウィリアムズ(米国)がビーナスとの姉妹対決を制し7度目の優勝。
4大大会は通算23勝目となり、並んでいたシュティフィ・グラフ(ドイツ)を抜き、単独最多となった。フェデラー、セリーナとも35歳、ベテランが健在ぶりを示した。

 錦織には悔いが残る大会だ。世界のトップクラスに駆け上がって数年がたち、初制覇の期待が高まりつつあった。第1シードのアンディ・マリー(英国)が4回戦で、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2回戦で姿を消し、第5シードの錦織には絶好の展開になったが、その前に立ちはだかったのがフェデラーだった。4回戦。序盤から錦織の攻めはさえ、いきなり5―2とリードしたものの、ここから覚醒したフェデラーの反撃に遭う。第1セットはタイブレークで制したが、その後はフェデラーの強力サーブに押されフルセットで力尽き、3年連続のベスト8はならなかった。

 チャンスはあった。マイケル・チャン・コーチは、序盤の勢いで一気に試合を進められなかったことに触れ「リードしたことでケイは少し気が抜けていた。ロジャーのような歴戦のつわものにやってはいけないこと」と指摘した。ベテランが復活し、若手も力をつけてきた男子。中堅の域に入った錦織は、上位に対しても下位に対しても気の緩みは許されず、したたかに勝ち抜く強さが求められている。

 

 

 男子の決勝は、フェデラーと30歳のラファエル・ナダル(スペイン)が顔を合わせた。2人の対戦は35度目。4大大会決勝では2011年の全仏オープン以来となった。ともに一時代を築いた名手同士だけに、決勝のチケットはネット上の売買で定価の30倍以上に跳ね上がった。期待にたがわず年齢を感じさせないパワフルなショットの応酬は、3時間38分のフルセットの末、フェデラーが制した。

 女子にパワー時代をもたらしたウィリアムズ姉妹が、4大大会の決勝で対戦するのは2009年のウィンブルドン選手権以来9度目。全豪では2003年以来だった。36歳のビーナスに対し、35歳のセリーナは速くて深いショットで揺さぶりストレート勝ちした。試合後のセレモニーではビーナスが「妹を誇りに思う」と話し、セリーナも「姉に刺激され努力してきた」と、互いに健闘をたたえ合い涙ぐむ場面もあった。

 日本勢は女子が結果を残した。ダブルスの穂積絵莉(橋本総業)加藤未唯(佐川印刷)組が準決勝に進出。日本人同士のペアでは全豪で初、4大大会では2002年の全仏の杉山愛、藤原里華組以来のベスト4。惜しくも第2シードのベサニー・マテックサンズ(米国)ルーシー・サファロバ(チェコ)組に2時間8分に及ぶフルセットの末に敗れ、日本人同士ペアの史上初の決勝進出は逃した。同じ1994年生まれ、7年前に遠征先で同部屋となりコンビを組み始めた。今回は悔しい思いをしたが「いつかは決勝へ」と、2人は誓い合った。

 車いすの女子では、2020年東京パラリンピックの星、上地結衣(エイベックス)が、初めて全豪を制した。まだ22歳ながら世界のトップを争う実力者。
昨年のリオデジャネイロ・パラリンピックは銅メダルに終わったが、今回はリオで金メダルを獲得したイエスカ・グリフィユン(オランダ)に決勝で逆転勝ち。
今後は「世界ランク1位に返り咲き、ずっと勝ち続ける選手になること」と東京までの遠大な目標を掲げた。

【写真提供】 BEHIND 「見たことのない景色がある。見せたことのない表情がある」
写真ギャラリー「BEHIND」。フィギュアスケート、サッカー、野球、相撲など、スポーツ中心の写真ギャラリーを公開しています。普段見ることができないアスリートの姿があります。
http://behindphotos.com/


K.K. Kyodo News Facebookページ

ニュース解説特集や映像レポート、エンタメ情報、各種イベント案内や開催報告などがご覧いただけます。

第97回天皇杯 トピックス

準決勝マッチスケジュール決定

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝のマッチスケジュール(キックオフ時間、試合会場)が下記の通り決定した。 ◆第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝 マッチスケジュール  試合日:12月23日(土・祝) … 続きを読む

ふるさと発見 新聞社の本
DRIVE & LOVE
11月11日はいただきますの日
野球知識検定
キャッチボールクラシック
共同通信社バナー競輪
このページのトップへ