「第17回企業フィランソロピー大賞」に2団体 東京・第一勧業信用組合、岩手・北良株式会社

 「フィランソロピー」をご存じだろうか。ギリシャ語の「フィリア(愛)」と「アンソロポス(人類)」という言葉から生まれた「博愛」「社会貢献」そして、その先にある「社会課題の解決」を意味する。個人はもとより、CSRと呼ばれる企業が社会貢献に取り組む活動が注目されている。

 公益社団法人「日本フィランソロピー協会」(東京都千代田区、浅野史郎会長、高橋陽子理事長)は、2003年から社会貢献活動に尽力した企業を表彰する「企業フィランソロピー大賞」を選考。このほど第17回の大賞が決まった。

 大賞は第一勧業信用組合(東京都新宿区)と、北良(ほくりょう)株式会社(岩手県北上市)の2団体が選ばれた。2020年2月21日(金)午後3時から、東京都千代田区神田錦町の学士会館で贈呈式を開く。

 第一勧業信組は、全国の地域金融機関や自治体と連携し、全国各地の名産品を東京で販売する物産展を開催するなど、東京発の地方創生に取り組んだ点を評価。受賞理由は「持続可能で多様性、包摂性のある社会の実現を目指す気概と努力に敬意を表す」とした。

 北良は「医療と防災のヒトづくり・モノづくりプロジェクト」の活動が対象となった。家庭用、産業用、医療用ガスを製造・供給する同社は、東日本大震災以降、各地の災害に企業として“出動”し、災害支援を行ってきた。「命に真摯(しんし)に向き合い続ける覚悟ある活動に敬意を表す」が受賞理由だ。

 選考委員は國部克彦・神戸大学大学院経営学研究科教授(委員長)ら4人。「革新性」「継続性」「経営資源の活用」など5項目をポイントに選んだ。

 大賞の他、テーマごとの「企業フィランソロピー賞」に五つの企業が選ばれた。受賞企業と受賞理由は以下の通り。

【里山イノベーション賞】石坂産業株式会社(埼玉県三芳町)

(理由)産業廃棄物処理事業の同社は、環境体験プログラムや地域住民交流の場として「三富今昔村(さんとめこんじゃくむら)」を整備。環境保全活動に取り組んだ。

【つなぐ灯(ともしび)賞】大阪ガス株式会社(大阪市)

(理由)1981年(国際障害年)から従業員一人一人がボランティア活動に取り組むことを推進する「小さな灯」運動をスタート。物品寄贈やチャリティーイベントなどを開催した。

【笑顔を届けま賞】株式会社クラレ(東京都千代田区)

(理由)ランドセル用素材、人工皮革を製造・販売する同社は、アフガニスタンの子どもたちに、日本の小学生が使っていたランドセルを贈る活動を続け、寄贈数は累計12万個を超えた。

【未来への道しるべ賞】阪急阪神ホールディングス株式会社(大阪市)

(理由)「阪急阪神未来のゆめ・まちプロジェクト」にグループ約100社が参加。沿線地域のコミュニティーづくりなど多くの活動を行ったほか、啓発列車「SDGsトレイン」を運行した。

【地域モビリティ賞】株式会社光(ひかり)タクシー(北九州市)

(理由)北九州市の中でも高齢化率が高い地域で「乗り合いタクシー」を運行。商店街、医療機関を巡回し、高齢者にとって無くてはならない足になった上、商店街活性化にも貢献した。

 日本フィランソロピー協会(https://www.philanthropy.or.jp/)は1963年に設立。91年からフィランソロピーの推進事業を始め、企業の担当者を対象にしたセミナー開催や、機関誌「フィランソロピー」の出版などを通じて、公正で活力ある社会の実現を目指している。

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