レンズ越しに地球の鼓動を見よう! 室戸ユネスコ世界ジオパークでフォトウォークを開催

 四国の東南端に位置する高知県室戸市。太平洋に突き出した室戸岬は、季節や天気によって複雑に色彩が変わる海、そしてそこから昇る朝日や、沈んでいく夕日もパノラマで見ることができる。室戸は、フィリピン海プレートが日本の大地をグイグイ押して、海底から隆起した地面が日本で最初に地上へ出る場所で、世界中の地質学者や地理学者が注目する土地でもある。

 室戸の大地は今も隆起し続けている。大地の隆起によって海中にできた地層が地上に現れ、その地層を調べることによって、さらに古い地層がどのようにできたのかをいち早く知ることができる。

 室戸には、地球活動が生み出した地質や変動した地形の上に広がる豊かな自然と、そこに深くかかわってきた人々の暮らしや歴史、文化に触れることができる「ユネスコ世界ジオパーク」がある。「ジオパーク」とは「地球・大地の公園」を意味する場所で、ユネスコ世界ジオパークは室戸をはじめ、国内に9地域ある。

室戸岬のアコウの木(c)室戸ジオパーク推進協議会

 地形や地質の特性を巧みに利用してきた人々の暮らしから、動き続ける大地と共存していくヒントが室戸にあるのだ。

 室戸ユネスコ世界ジオパークで4月20日、レンズ越しに大地の躍動を実感できる「フォトウォーク」が開催される。フォトウォークは、ジオパークガイドと現地カメラマンと一緒に回る一日限定のツアーで、地元の人のみぞ知るフォトスポットを通して、室戸の魅力を探るものだ。現地カメラマンによる撮影や編集のアドバイスもあり、カメラ初心者やスマートフォンでの撮影も大歓迎だ。

 ツアーは室戸岬、室津港、カフェ灯(ともしび)、室戸岬の順で巡る(雨天時はコースの変更あり)。室戸岬では、大地に突き出すタービダイト層(約1,600万年前に深さ4,000mに降り積もった砂や泥の層)や、岩に根を張る神秘的なアコウの木に圧倒される。また、ガイドと一緒に歩くことで、室戸の大地のルーツや、そこに生きる動植物などについても詳しく教えてもらえる。数百万年前に海底の生物が這った形跡なども見つけてみよう。

 室津港は周辺の道路や宅地と比べ、船が停泊する場所が7~8mも下にある。この港は岩盤を掘って作った「掘り込み港」と呼ばれ、江戸時代の1679年に開港した。そして、室津港は大地が隆起する度に港の底の岩盤を掘り下げてきたため、海面をはるか下に望む独特の漁港となった。室津港内の水の色は、堤防を挟んだ海とは違う色をしている。また、漁港内に淡水が湧き出る不思議な場所もあるので、レンズでのぞいてみて欲しい。マグロ遠洋漁業が盛んな時代に、漁港付近に広がった飲み屋街は今もなお、昭和の香りを残したまま並ぶ。地元の人は室津港周辺を「港の上」と呼ぶ。港の上の路地や店の佇まいは、なかなか風情がある。

室津港の飲み屋街

 ツアーでは、「港の上」のカフェで休憩しながら、撮影や編集のアドバイスを受けることもできる。素敵な写真をインスタグラムなどに上げて、たくさんの「いいね!」を獲得してみよう。

 フォトウォークは、他県から室戸に移住してきた担当者が企画。室戸を初めて訪れた際に、海の色のコントラストに驚き、思わずカメラを手に取り、シャッターを切っていたという。フレームを通して見た景色から、隠れた室戸の魅力が見えるかもしれない。そして、室戸岬で太平洋に沈む雄大な太陽を写真に収め、室戸のおいしい魚と酒を堪能しながら撮影話に花を咲かせてみるのはいかが?

港の上のカフェから見た室津港(c)室戸ジオパーク推進協議会

「レンズ越しの出会い フォトウォークin室戸ユネスコ世界ジオパーク」
■主催

室戸ジオパーク推進協議会

■日程

2019年4月20日(土) 13:00-19:00

■参加費

3,800円(カフェ飲食代は別途)

■定員

10名

■申込・問合せ先

室戸世界ジオパークセンター

TEL:0887-23-1610

Mail:info@muroto-geo.jp

※室戸ジオパーク公式HPからも申し込み可能


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