日本の“カイゼン”をアフリカに JICA、11月20日にセミナー開催

写真提供:久野武志/JICA

 「生産性が高い、低い」などと、ビジネス用語として使われている言葉が、最近は日常会話でも頻繁に登場するようになった。

 そもそも、生産性とは何か? 分かるようで分からない言葉の一つだろう。

 一般的に、仕事における生産性については、労働時間に対してどれだけ成果が得られたのか、と定義されている。労働者1人における、1時間当たりの生産性のことを「労働者生産性」と呼んでいる。実は、この生産性を高めるために、日本では現場で働く人たちが長年、「カイゼン」という活動に取り組んできたのだ。

  「カイゼン」はトヨタ自動車が発祥とされる。作業・業務の無駄を徹底的に省く、生産管理の方法で、国内のさまざま企業で導入され、日本のものづくりを支えてきたといっても過言ではないだろう。

 その「カイゼン」をアフリカに「輸出」し、成長につなげることで、経済格差を縮めようとする取り組みをまとめた本が、イギリスのバルグレイブ・マクミラン社からこのほど発刊された。

 タイトルは「Applying the Kaizen in Africa, a New Avenue for Industrial Development」(アフリカにおけるカイゼンの普及、産業発展の新しい道)

 開発経済が専門の政策研究大学院大学の園部哲史副学長、神戸大学の大塚啓二郎教授、国際協力機構(JICA)の産業開発・公共政策部の神公明専任参事の3人がまとめた。神さんはJICA職員として、アフリカ東部のエチオピアに通算10年間の滞在経験を持つ。

エチオピアで改善指導する日本のスタッフ

 今回の発刊を記念し、JICAは11月20日午後3時から、JICA市ケ谷ビル(東京都新宿区)2階の国際会議場でセミナーを開催する。参加費は無料で、定員120人。会場では英語と日本語(同時通訳あり)が使われる。

 当日は、神戸大の大塚教授、JICAの神専任参事らが、著書の内容を具体的に紹介するほか、駐日ザンビア大使館のンディヨイ・ムティティ特命全権大使らがこの著書に対し、コメントするコーナーもある。参加者からの質疑応答の時間も設けられている。

 参加希望者は、ホームページで事前登録が必要。

 著書は英語版しかなく、ハードカバーは1冊3700円だが、アフリカでビジネスを展開している人など多くの人に読んでもらいたいと、バルグレイブ・マクミラン社のホームページから、全文を無料でダウンロードできる。


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