生体認証で変わる未来の日本 世界トップクラスの精度を誇るNECの技術

NECは11月8日・9日の2日間、東京国際フォーラムで「C&Cユーザーフォーラム&EXPO 2018」を開催。同社が開発する最先端のデジタル技術を活用したソリューションの数々が展示された。

最も注目される技術は、NECが世界トップクラスを誇る生体認証技術だ。生体認証技術は、顔や虹彩(こうさい)、指紋、掌紋、指静脈、声などにより、本人を確認するもので、カメラによる判別や人工知能による画像解析などのシステムによって構成されている。NECの生体認証の中核は「顔認証」技術。世界No.1の顔認証精度を有するAIエンジン「NeoFace」は今後、さまざまな社会システムに活用される。

日本政府観光局によると2017年の訪日外国人客は2,800万人を超え、政府は東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、年間4,000万人の訪日外国人客の誘致を目標に掲げている。NECは2020年に向けて、同社が持つ生体認証技術を活用したシステムの実証実験を開始するとともに、高齢化による労働人口の減少など、社会問題の解決に向けたソリューションを展開する。

■空港の税関検査場で顔認証技術を活用し、迅速な申告・通関手続きを実現

電子申告で空港の通関手続きを迅速化

NECは2019年4月以降、成田空港の第3ターミナルで電子申告ゲートの実証実験を開始する予定だ。実証実験は、入国者が税関申告・通関手続きをする際に下記のように行われる。
(1)スマホの税関申告アプリで提携品を入力
(2)QRコードをスマホに発行
(3)税関検査場に設置の端末にパスポートとQRコードをかざす。この間に顔認証が行われる
(4)出口ゲートで顔認証によって、パスポートの写真と照合され本人確認される

空港の入国審査も顔認証でスピーディに

これまでは、税関申告は飛行機の中で用紙に記入し、検査官のいるゲートで用紙とパスポートを確認するため、どうしても待たされることが多かった。
同社の技術を活用することで、今後増え続ける訪日外国人客をスピーディに本人確認し、税関検査場の混雑緩和を狙う。

■オリンピック・パラリンピックで史上初!大会関係者を顔で認証

東京オリンピック・パラリンピック大会関係者向け顔認証システム(試作機)

東京オリンピック・パラリンピックでは、選手や選手関係者、大会スタッフ、ボランティア、メディア関係者など約30万人以上が、競技場や選手村、プレスセンターなどに出入りする。世界最大のスポーツイベントでは大会の円滑な運営と共に、厳密なセキュリティ対策や迅速で正確な混雑・混乱対策が求められる。また会場も東京、千葉、神奈川、埼玉、福島、宮城、北海道の42カ所におよび、全ての会場で同様の対策が求められる。

NECは、大会会場に同社の顔認証システムを導入し、厳格でスムーズな本人確認を行う。オリンピック・パラリンピックで導入されるシステムの特徴は、高身長から車イスのアスリートまで、広角に認識できるカメラと画像解析にある。ゲートに設置されたカメラの数メートル前から人物を認識。ゲートでIDカードをかざすと、瞬時に本人確認を行う。他人のIDカードを拾得し、侵入しようとしても、顔の認証によりゲートは開かない。なりすましの防止と、迅速な本人確認を実現する。IDカードを忘れたからちょっと貸して!といったこともできなくなるので大会関係者は要注意だ。

■無人コンビニの時代がやってくる!?

未来のコンビニ無人店舗入店時に顔認証

身近で便利なコンビニに無人店舗の時代がやってくるかもしれない。NECは、顔認証を活用した決済や、商品を画像で認識して会計を行うPOSレジなど、次世代の買い物が体験できる店舗を展示会内に設置した。無人の店舗は、画像認識と解析技術によって瞬時に来店者を特定。商品をPOS端末の上に並べると、カメラによって認識された商品は、価格や個数が一括して計算されるので、スムーズな会計を可能にする。

また画像認識システムは、店舗の運営もサポートする。棚に配置される商品の管理や、来店者の属性や行動を分析し、効果的な商品の仕入れやマーケティングに活用する。どのような人が何をいつ買うのかを分析し、天候や周辺行事などの情報と共に解析したデータは、高度な店舗運営を可能とする。

未来のコンビニ商品をカメラで認識して会計も

台湾セブンイレブンが台北市にオープンした無人コンビニ「X-STORE」で、NECの顔認証システムや画像認識を使ったPOSシステムを使った店舗が試験運用されている。
日本にも近未来型のコンビニがやってくる日が近いかもしれない!?

■耳に装着するコンピュータ ヒアラブルデバイス

耳につけるコンピュータヒアラブルデバイス

腕に装着するウェアラブルデバイスはいくつかあるが、NECは「耳」に装着するコンピュータを開発した。

耳に装着する“ヒアラブルデバイス”は「音声」で情報を届ける。両手がふさがった作業者に向けた音声での指示や、耳穴の反響音による本人確認、GPS位置情報の測定、外耳道温度や脈数の計測による体調管理などにも利用可能だ。

マニュアルが必要な作業や、介護や病院など患者に細心の注意が必要な現場で、目を離すことなく両手が使えるなど、さまざまなシーンでの活用が期待される。

SF映画のようなワクワクする近未来社会がすぐそこにやってきているが、プライバシー保護の観点からも、利用するシーンやデータの取り扱いを慎重に議論して安心・安全で便利な世の中になっていって欲しいものだ。


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