19年ラグビーは勝負、20年五輪は友好  アイルランドが袋井市で事前キャンプ

静岡県袋井市とアイルランド・オリンピック委員会は、袋井市が2020年東京オリンピックでアイルランドの事前キャンプ地となる覚え書きを交わした。締結式は9月19日、東京都内のアイルランド大使公邸で行われ、原田英之袋井市長とアイルランド・オリンピック委員会のピーター・シェラードCEOが覚え書きに署名し、川勝平太静岡県知事とアイルランドのポール・カヴァナ駐日大使が立会人を務めた。

東京オリンピックの事前キャンプ地については、全国各地で締結されているが、袋井市の場合は前年に行われるラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)がきっかけになった。日本とアイルランドは1次リーグA組で、ともに2戦目で対戦する。会場は袋井市にあるエコパスタジアム。2002年のサッカーのW杯日韓大会でも使用されたビッグスタジアムだ。原田市長によると、アイルランドのラグビー関係者が会場視察に訪れ、オリンピック委員会に袋井市の様子などを伝えたようだ。

締結式に臨んだ左から川勝静岡県知事、原田袋井市長、シェラードCEO、カヴァナ大使

覚え書きを交わした原田市長は「アイルランドが袋井市を選んでくれたことに感謝している。アイルランドと言えば、ダニーボーイような民謡やギネスビールなどが有名だが、これを機会に市民がアイルランドをもっと知り、近い存在の国になるだろう。市民と多くの交流が生まれることを期待している」と話した。シェラードCEOも「キャンプ地として整備された施設は大事だが、もっと大事なのは人であり、人が成功を生み出す。それこそがレガシーであり、それは永遠に続くでしょう」と感謝の気持ちを表した。

袋井市ではエコパスタジアム、エコパアリーナのほか、20年4月に完成する新総合体育館などを練習会場として予定している。今後、周辺の自治体にも協力を呼び掛け会場確保に努める。袋井市はラグビーでは真剣勝負の舞台になるが、オリンピックでは友好の場になる。


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