ジェインの積極的な姿に魅力を感じました
日韓共同制作ドラマ「赤と黒」(10年SBS)で、上流社会に憧れるキャリアウーマン、ジェインを演じた女優ハン・ガイン。日本でも注目度上昇中の彼女に、撮影当時を振り返ってもらった。
Q.3年ぶりの出演ドラマに「赤と黒」を選んだ理由は?
特別な理由があるというよりも、これまで演じてきたキャラクターとは違う感じがしたので、やってみたいと思ったんです。受け身のヒロインではなく、自ら人生を切り開いていく姿に魅力を感じました。ただ涙を流すだけの女性ではなく、言いたいことはずばっと言う。「お金が好き」と堂々と言える現実的なキャラクターも良かったです。
Q.監督との打ち合せでは、一番最初にどんなことを話しましたか。
打ち合わせをしたことは覚えているのですが、どんな話をしたかまでは…(笑)。私はイ・ヒョンミン監督の作品の雰囲気が好きなんです。監督から「こんな作品を企画しているけど、こういうキャラクターを演じてくれないか?」とお話を頂いて、すぐにお受けしました。和やかな雰囲気の中でお話ししたことを覚えています。
Q.最初からジェインのキャラクターが気に入っていましたか?
ばらくお休みした後、次にどんな作品に出演しようか悩んでいたとき、ジェインはパッと目に入ってきました。他のキャラクターにはない魅力があったし、イ・ヒョンミン監督の前作の雰囲気がよく出ていました。期待に胸を膨らませて撮影に入ったのを覚えています。
Q.久しぶりのドラマなのでプレッシャーも大きかったと思います。現場にはすぐに慣れましたか?
はい、すぐに慣れました。でも、それよりも撮影に入る前のほうが不安が多かったです。久しぶりの作品で視聴者はどう思うのか、他の俳優たちと演技の呼吸を合わせられるのか…。悩み過ぎて撮影前に不眠症になってしまいました。でも、日本で1週間ほど撮影しているうちに、すぐに現場の感覚を取り戻せました。
Q.劇中、元恋人に金の入った封筒を叩きつけるシーンがありましたが、もし自分が同じ立場に置かれたら?
(即答で)当然、同じようにします。私ならもっとすごいことだってしたと思います。ドラマだから封筒を叩きつけて、「そんなふうに生きるな」と言う程度で終わりましたが、実際に何年も付き合ってきた恋人に、貧乏を理由に捨てられたら、もっとひどいことだってできると思います。
Q.ジェインは、異性に対してもはっきりと発言する人物でした。演じていてすっきりしたのでは?
いいえ。不完全燃焼の部分も多いです。特に後半は、視聴者の目にもジェインの行動が中途半端に映る部分があったと思いますし…。すっきりするどころか、「もっとはっきり表現したらいいのに!」と思っていました(笑)。
Q.でも、とても新鮮に感じました。
従来のドラマに登場するヒロインとは少し違いましたからね。ジェインはとても現実的だったと思います。実際、不当なことを目の当たりにして、「全て受け入れます。我慢します」とは言わないじゃないですか。そういうところは良かったですよね。
Q.ジェインはご自分の性格と比べていかがですか?
似ていると思います。私も、「恥ずかしくて言いたくても言えない」というタイプではないので。もし間違っていれば、「間違っているから、こうしてほしい」と、自分の意見をはっきり言うようにしています。ジェインみたいに急に声を上げて叫んだりはしませんが(笑)、ある程度通じる部分はあると思います。
Q.CMなどで拝見すると、“愛らしい”イメージが強いのですが。
親しい友人はみんな、CMの中の私は別人だと言っています(笑)。私も最近まで、「どうしてCMではいつも女性らしくてかわいらしいイメージばかり要求されるんだろう?」って思ったりしていました。本当の私は全然違うのに、って。でもそういう部分も、少なからず私が持っているものなんでしょうね。だからCMをご覧になった方も気に入ってくださるのだと思いますし。でも、私にはジェインのような資質も多分にある。“多種人格”なんです(笑)。今は、そういう自分のいろんな面も全て受け入れています。























