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テロリストを裁く最悪の手段-NY・タイムズ

米国防総省の検察官は先週、9・11テロを計画、実行したとしてアルカイダ幹部のハリド・シェイク・モハメド氏ら5人を戦争犯罪で正式に起訴し、人権侵害の象徴であるグアンタナモ収容所で開かれる軍事法廷に事案を付託した。5人は9年以上拘束されている。主任軍事検察官のマーク・マーティンズ准将が最近述べたように、同収容所の軍事法廷で裁くことは「“法の支配”の問題と、裁判の遅延が正義の否定につながることを認める問題になっている」。しかし9・11テロの実行犯を裁くのに、なぜこの最悪の方法に至ったか想起する価値はある。

5人は何年も前に裁判にかけることができたはずだが、ブッシュ前大統領は憲法を無視することを決め、5人を中央情報局(CIA)の秘密収容所に拘束して、残酷で違法な尋問にかけるよう命じた。モハメド氏は1カ月間だけで183回も水責めに遭った。そうした拷問は役に立つ情報を全くもたらさかったという。

モハメド氏ら5人がグアンタナモ収容所に移送された時、証拠に重大な問題があったため彼らを合法的に裁けるか疑問が生じた。ブッシュ氏は、議会がアルカイダとの戦争状態を宣言したことで、収容者を裁判にかけずに無期限に拘束する権利を与えられたとして、事態を放置した。オバマ大統領は就任時に、グアンタナモ収容所を閉鎖し、「法の支配」を回復すると公約したが、そうしていない。

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