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二つのコリア 第三版
二つのコリア 第三版 国際政治の中の朝鮮半島
ドン・オーバードーファー(著) 
ロバート・カーリン(著) 
菱木一美(訳) 
本体価格:3,700円+税
判型:4月6日判/ページ数:656
刊行年月:2015年10月
ISBN:978-4-7641-0682-6
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内容紹介

朝鮮半島現代史の決定版! 元ワシントン・ポスト記者×元米朝交渉現場担当者による、知られざる外交最前線。
朴正煕・金日成の時代から金大中・金正日の時代に加え、六カ国協議、北朝鮮核実験、金正日死去、金正恩新体制までの韓国・北朝鮮現代史を克明に記録。98年度アジア太平洋賞大賞を受賞し、国際的評価の高い旧版に最新の学術研究成果を盛り込んだ大幅増補改訂版。

第1章  野鳥さえずる非武装地帯
第2章  始まりの終わり
第3章  深まる苦悩
第4章  カーターの戦慄
第5章  暗殺とその余波
第6章  テロと対話
第7章  ソウルの民主化闘争
第8章  ソウル五輪、国際社会へのデビュー
第9章  モスクワの変心
第10章 立場を変えた中国
第11章 核問題への関与
第12章 脱退と関与
第13章 核兵器をめぐる対決
第14章 死去と合意
第15章 危機の北朝鮮
第16章 関与政策への転換
第17章 米朝枠組み合意の終焉
第18章 混迷の米韓同盟
第19章 裸の王様

著者略歴

ドン・オーバードーファー(ドンオーバードーファー) 米有数の国際ジャーナリスト。1952年プリンストン大学卒。68年からワシントン・ポストでホワイトハウスを担当した後、外交専門記者。72年から75年まで北東アジア特派員として東京に駐在し、朝鮮半島情勢を取材。93年に退職後、ジョンズ・ホプキンス大学ポール・ニッツ高等国際問題研究大学院(SAIS)の特任研究員、後に特任教授。2006年同大学院付属の米韓研究所理事長。2013年同名誉理事長。本書『二つのコリア』は98年度の第10回アジア・太平洋賞大賞を受賞。第二版(特別最新版)でその後の朝鮮情勢について加筆。今回の第三版はロバート・カーリンとの共著として大幅な改訂版となる。他の著書に『テト攻勢』(草思社、1973年)、『マイク・マンスフィールド 米国の良心を守った政治家の生涯』(共同通信社、2005年)などがある。2015年7月永眠。
ロバート・カーリン(ロバートカーリン) 米朝交渉の舞台裏に最も精通した元米当局者の一人。1971年ハーバード大学院(東アジア地域研究)修士課程修了。71年から88年まで中央情報局(CIA)分析官、89年から2002年まで国務省情報調査局北東アジア部長を務めた。この間、米朝交渉における米代表団の情報担当首席顧問を兼務し、クリントン政権発足前の92年からブッシュ政権登場の2001年まで事実上全ての米朝交渉に関わった。2002年には朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)事務局長の政治担当首席補佐官に就任、2006年まで北朝鮮側との交渉代表を務めた。2006年からスタンフォード大学国際安全保障・協力センター(CISAC)客員研究員。訪朝歴30回以上。
菱木一美(ヒシキカズヨシ) 1936年生まれ。東京外国語大学英米科卒。共同通信社入社。外信部記者。ソウル、ニューヨーク、ワシントン各特派員、外信部長、編集局次長、論説副委員長を歴任。96年退社。日本大学客員教授を経て、98年に広島修道大学法学部国際政治学科教授。2008年退任、同大名誉教授。訳書に『ホワイトハウス報道官 レーガン・ブッシュ政権とメディア』(共同通信社、1997年/共訳)、『マイク・マンスフィールド 米国の良心を守った政治家の生涯』(共同通信社、2005年/共訳)。